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妖怪百物語  作者: keikato
200/921

200 狐火1

 狐火は怪火の一種です。

 これは日本各地に様々な伝承があり、火の気のないところに提灯または松明たいまつのような火が一列になって現れ、それがついたり消えたり、また一度消えた火が別の場所に現れたりしたといいます。

 時節としては春から秋にかけて現れ、特に蒸し暑い夏の日が多く、その正体を突き止めようとしても、必ず途中で消えて見失ったといわれています。

 その昔。

 狐火の正体を明かそうとした男がおりました。

 あるときこの男が墓地で狐火を待っていると、やがてオレンジ色の怪しい火が現れました。

 そこには1匹の狸がいました。

 狸は明かりの灯った提灯を下げていました。

 この怪火。

 狐火でないことは火を見るよりも明らかでした。


・火を見るよりも明らか=疑う余地がなく明白である

・松明=木材あるいは木片を束ねて火をともす屋外用の照明具


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― 新着の感想 ―
[良い点] 200話まで拝読しましたが、妖異への知識とダジャレ・パワーは留まる所を知らない、という感じですね。 もう凄いの一語。 本編後の(注)として加えられている部分も、豆知識だったり、シャレのフォ…
[一言] 毎日こつこつで200話達成おめでとうございます。 愛妻語録といい、妖怪話といい、朝からフフッと笑えることで、身体の免疫力が強化されてるように思います。 笑うことは何よりのお薬ですから!(^^…
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