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妖怪百物語  作者: keikato
189/922

189 オショボ

 オショボという妖怪がおります。

 香川県東かがわ市に伝承があり、これは童女姿の座敷童子で、髪の毛がショボショボに垂れていることからオショボと呼ばれ、家の者には見えないとも、また反対に家の者にのみ見えるともいわれています。

 座敷童子と同様、家人に悪戯をするのですが、オショボが現れた家には富がもたらされ、オショボがいなくなるとその家は没落するといわれました。

 その昔。

 とある墓地のそばにオショボの現れる家があり、夜中、嫁さんが厠に行くと、髪の毛がショボショボに垂れた幼い女の子が、ときおり窓から顔をのぞかせていたといいます。

 ですが、この家が栄えることはありませんでした。

 このオショボ。

 ショボかったのです。


・ショボ=オショボショボかった

・ショボい=冴えない


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