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妖怪百物語  作者: keikato
187/921

187 山姥1

 山姥という妖怪がおります。

 日本各地に伝承があり、これは化け物の本性を隠して旅人などに宿を貸しました。

 このときはじめは美女の姿をしていますが、旅人が床に入ると本性をあらわし、寝ている旅人を喰ったといわれています。

 ある夕暮れとき。

 旅の男が山中で道に迷ってしまいました。

 そんなとき男はたまたま明かりを見つけ、そこが山姥の家だとは知らずに戸を叩きました。

 美しい女が顔を出します。

「それはおこまりでしょう」

 女は男の夕飯をこしらえ、さらには寝床の準備までしてくれ、何かと世話を焼いてくれました。

――もしや山姥では?

 男もさすがに女を怪しみ始めます。

 この山姥。

 世話を焼きすぎて、内なる老婆心を隠せませんでした。


・山姥=老婆

・老婆心=老婆が必要以上に世話をやこうとする


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