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妖怪百物語  作者: keikato
179/922

179 がいらご

 がいらごという妖怪がおります。

 山形県南陽市に伝承があり、これは巨大な蝦蟇がまになる一歩手前の見るに堪えない醜い姿をしており、その顔には目がなく、口にはえた牙で人の血を吸い、キィーキィー声を出して鳴いたといいます。

 また木の上から落ちてきて人を驚かしたり、首筋にへばりついて血を吸うほか、大きく成長すると10メートルにもなり、人里に下りてきて民家をつぶすこともありました。

 その一方、水辺をはいまわる1メートルぐらいのナメクジのような目のないガイラゴもいて、こちらはひどく臆病で人に出遭うと物陰に隠れ、これを見たという者は極めて少なかったといいます。

 これらのがいらご。

 見るもガマンナラナイ姿でした。







・ガマンナラナイ=蝦蟇がまになる一歩手前=我慢ならない

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