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妖怪百物語  作者: keikato
175/922

175 肝取り

 きも取りという妖怪がおります。

 長野県と鹿児島県に、それぞれ次のような話が伝わっています。

 長野県東筑摩郡の伝承。

 これは「隠し神」の類いとされ、飯を食べない子供をさらっていったといわれています。

 鹿児島県出水市の伝承。

 こちらは葬式や墓場から死体を奪うされる妖怪の「火車かしゃ」や、川の気から生じる水の化け物の「魍魎もうりょう」などの類いのものだといいます。

 ちなみに。

 河童は人間を川に引きずり込んで、尻の穴から尻子を抜くといわれていますが、このような伝承は、この肝取りの影響を受けて生まれたものだとする考えもあります。

 いずれにしろ……。

 この肝取りに遭遇し者は、その誰もが度肝を抜かれました。



・度肝を抜く=肝取り

・度肝を抜く=ひどく人を驚かす

・尻子玉=肛門の所にあると考えられた玉


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