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妖怪百物語  作者: keikato
172/920

172 人狐

 人狐ひとぎつねは中国地方に伝わる憑き物の一種です。

 これはテンに似た動物の霊だといわれ、これに憑かれた者は腹痛を患ったり、精神に異常をきたしたといわれています。

 地域によっては池にいる水鼬みずいたちというものが人狐だといい、これは名前が鼬でも実在のイタチよりかなり小さく、大きな池の柳の木の根などに何匹も集まって騒いでいるといいます。

 また島根県では、人狐は普通のキツネよりも小さいとされています。

 また人の体に入って病気にさせ、その者が死ぬと腹や背を食い破って外に出てくるので、死者の体にはどこかに黒い穴が空いていたといいます。

 この黒い穴を見て、みながひどく恐れおののきました。

「アナおそろしや」



・アナ=ああ(感動詞)=穴

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