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妖怪百物語  作者: keikato
17/920

17 塗壁

 塗壁という妖怪がおります。

 九州北部に伝承があり、夜道を歩いていると目の前が突如として目に見えない壁となり、前へ進めなくなってしまうというものです。

 福岡県遠賀郡の伝承。

 壁の横をすり抜けようとしても左右どこまでも続いており、これを避けて進むことはできず、このとき上の方を払ってもどうにもなりませんでしたが、棒で下の方を払えば壁は消えたといいます。

 大分県豊後高田市香々地町の伝承。

 正体は狸が金玉を大きく広げて、夜道を行く人の視界をふさいでいるのだといわれています。

 そのときは、その場に座り込んで煙草に火をつけて一服すると、視界が開けて前に進むことができたといいます。

 この塗壁。

 出遭うのはタマタマでした。


・タマタマ=たまたま=金玉

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― 新着の感想 ―
[一言] ぬりかべというと、つい水木先生のマンガをイメージしますが、まさかの狸の……とは!(笑) ずいぶんでかい狸もいたものですねー!
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