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妖怪百物語  作者: keikato
168/920

168 ろくろ首1

 ろくろ首という妖怪がおります。

 このろくろ首は首が長く伸びるものと、首が抜けて頭部が飛行するものとがあります。

 前者の寝ている間に首が伸びる話は、江戸時代以降の多くの文献にあります。

 抜け首の胴と頭は、もともと霊的な糸のようなものでつながっているといわれ、妖怪画家らがその糸を描いたのが、長く伸びた首に見まちがえられたからだともいわれています。

 また首が抜ける系統のろくろ首は、首に凡字ぼんじが1文字書かれていて、首が飛びまわっている間に本体が移動すると、元に戻れなくなるという弱点がありました。

 このように運悪く元に戻れなかったろくろ首は、妖怪の仕事に戻ることができなくなります。

 クビになるのでした。


・クビ=首になる=クビになる

・クビになる=仕事を解雇される

凡字ぼんじ梵語サンスクリットを表記するための文字

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