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妖怪百物語  作者: keikato
150/921

150 灰坊主

 灰坊主あくぼうずという妖怪がおります。

 これは秋田県や岩手県に伝承があり、秋田県仙北郡や雄勝郡では囲炉裏の灰の中に棲んでいて、悪さをした子供らの頭を容赦なく小突いたといわれています。

 正体は不明だといわれ、名前にある「坊主」は僧形ではなく、化け物といったような意味だといいます。

 また子供たちへの戒めや教訓のため、次のようなときにも灰坊主は現れるとされました。

 風呂に2回入る。

 裸で便所に入る。

 仏壇に供えた一膳飯いちぜんめしを食う。

 灰坊主ははいをいじると現れることから、親たちは子供が灰をいじっていると、「灰坊主が出るぞ!」と言って脅しました。

 これには子供らもなれたものでした。

「ハイ、ハイ」



・ハイ=はい(返事)=はい

・一膳飯=故人にお供えするご飯


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― 新着の感想 ―
[良い点]  >『風呂に二回入る。』  これでも、灰坊主は現れちゃうんですか。最近の観光温泉街を全否て(←絶対違う) [一言]  子どもはねぇ……叱れば叱るほど、よけいふざけますよねぇ……。(←なんだ…
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