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妖怪百物語  作者: keikato
13/921

13 塗仏

 塗仏ぬりぼとけという妖怪がおります。

 江戸時代のいくつかの妖怪絵巻にあり、それらには黒ずんだ坊主姿で描かれているのですが、己の目玉を飛び出させて人間を驚かせたといいます。

 とあるお寺。

 そこのお堂には1体の塗仏があり、この塗仏が突然ポロッと目玉を出すことから、観光客にたいそう人気がありました。

 ある日。

 住職は塗仏をさらに目立たせようと、仏師に頼んで全身に金箔を施したのですが、このとき仏師が目玉をニカワで固定したことから、塗仏は目玉を出すことができなくなりました。

 参拝客が激減。

 そう心配されましたが、寺は以前にもまして観光客で賑わうようになりました。

 この塗仏。

 ポロッと金玉を出すようになったのです。



・金玉=金箔

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― 新着の感想 ―
[気になる点] インバウンドの女性観光客ですかね。。。? (^o^;) [一言] しかし、いろんな妖怪がいるもんですねぇ。
[一言]  自分の好きな妖怪ですね~。  金の玉を出すとは、パチンコやる人がゲン担ぎでお参りに来そうですね。  (地域によっては、パチンコの玉が金色らしいので)  
[一言] この妖怪、確か下ネタ妖怪だったなと覚えてました。 目玉の代わりに金玉を出す。予想外のことにびっくりですが、サービス精神満点の憎めない妖怪ですね!
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