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妖怪百物語  作者: keikato
129/921

129 ヤンボシ1

 ヤンボシという妖怪がおります。

 鹿児島県や宮崎県に伝承があり、ヤンボシは影法師のような姿で夜の山道に現れ、出遭った人間をどこかへさらっていったといわれています。

 ある満月の夜。

 二人の猟師がその日の猟を終え、月明かりの山道を下っていました。

「これは親父から聞いたんだけど……」

 一方の男がヤンボシの話を始めました。

「昔ここらには、ヤンボシという人さらいの化け物が出たらしいな」

「それならわしも聞いたことがある。大きな影がどこまでも追いかけてくるそうだ」

「でもな、こっちが気がつかないと、ヤンボシもこっちに気がつかないってよ」

 そのとき二人の背後に大きな影が現れました。

 このヤンボシ。

 噂をすれば影がさします。


・噂をすれば影がさす=他人の噂をすると、その人が現れて影がかかる

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