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妖怪百物語  作者: keikato
124/922

124 アカマタ1

 アカマタという妖怪がおります。

 蛇が美しい青年に化けたもので、沖縄県に次のような話が伝わっています。

 ある日。

 漁師の娘が海辺で美しい青年に出会いました。

 二人はお互いのことが好きになり、それからは幾度となく浜辺で落ち合うようになりました。

 やがて青年のことが親に知られてしまいます。

 青年は立派な男でしたが、なぜか素性のことになると口を閉ざしました。

 心配した父親は正体を突き止めようと、青年の着物の袖に一本の赤い糸を縫いつけました。

 青年が帰ったあと父親が糸をたどると、そこには赤い糸のついた蛇がいて、青年がアカマタだったということがわかりました。

 このアカマタ。

 赤い糸のほかは一糸もまとっていませんでした。




・赤い糸=一糸

・一糸まとわず=1枚の衣服も着ていない


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