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1235 金亀
金亀は亀の一種で、明治13年8月6日付、東京日日新聞に次のような記事が掲載されました。
8月3日午前7時頃。
麹町に住む斯波正造という男の家の犬が、一匹の亀をくわえて帰りました。
その亀は直径四寸あまり、甲羅は黄金で透きとおっており、とても美しいものでした。
その後。
この亀は博物館に寄贈されたとあります。
同年10月5日付の東京日日新聞の続報。
某男の夢に金色の甲羅の亀が現れ、「我もし今より15、6年も早く世に出たら金亀ともてはやされ、年号の名付け親ともなるべきに残念なり」と嘆いたといいます。
このとき新聞では「この亀は先日の金亀ではないか」と報じています。
某男の言葉。
「コーラ驚いた」
・コーラ=甲羅=こーら(これは)
・明治十三年=1880年
・四寸=約15センチ




