表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
妖怪百物語  作者: keikato
101/920

101 おさん狐1

 おさん狐は娘に化けて現れ、いい男に言い寄るメンクイな化け狐で、鳥取市に次のような話が伝わっています。

 その昔。

 鳥取県八上郡小河内、おさん狐はその地のガラガラというところに棲んでいました。

 ある日。

 おさん狐は近在一のイケメン、忽平という男をだまそうとしましたが、反対に正体を暴かれて、二度と悪さをしないという約束のもとで許されました。

 数年後。

 忽平が用あって伊賀を旅していたところ、見知らぬ娘に「小河内の忽平はまだ生きてますか?」とたずねられました。

 忽平が「その忽平はわしだ」と答えると、その娘は「やれ恐ろしや」と、あわてて山中に逃げ込んだといいます。

 このおさん狐。

 すっかり変わった忽平にメンクライました。




・メンクライ=メンクイ=面食らう

・面食らう=突然の事に驚きとまどう


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] おさんちゃん、言い寄ったのに顔忘れてたんですね……!(笑)
[良い点] 百物語が百突破しましたね。 おめでとうございます!
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ