表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
妖怪百物語  作者: keikato
1/855

1 アマビエ

 アマビエという妖怪がおります。

 顔が人間、首から下が(うろこ)の半人半魚で、豊作や疫病などの予言をしたと伝えられています。

 1846年5月。

 毎晩、肥後国の浜辺近くの海上の一点が光り輝くため、役人たちが現場へと調査に赴いたところ、光っていた海中からアマビエが現れ、役人たちに向かって予言めいたことを口にしました。

「当年より6年間豊作が続くが、同時に疫病が流行するであろう。私の姿を描き写した絵を人々に見せよ」

 このとき。

 役人たちはアマビエに触りましたが、絵にすることはありませんでした。

 その後。

 城下で疫病が大いに流行り、役人をはじめ多くの人々が命を落としました。

 アマビエの逆鱗(げきりん)に触れたのです。




・逆鱗に触れた=首から下が鱗

・逆鱗に触れる=目上の人を激怒させる

・肥後国(熊本県に属する)


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] 疫病を予言したアマビエは、コロナ禍の日本において脚光を浴びましたね。 アマビエのCGを描くアマビエチャレンジがネットで話題になった事も、よく覚えています。 そういえば妖怪アニメの金字塔である…
[良い点] おはようございます。 そして・・・明けましておめでとうございます。 す・・・すごいッ! こんなにたんさん、妖怪関係のお話をご存知とは・・・! 「アマビエ」は、名前は聞いたことがあり…
[良い点] 鱗!! お上手です♪ アマビエはもはや妖怪というよりも、ゆるキャラ化してしまいましたね。アマビエ、甘エビ……その内、出汁のしょんべん入れる奥様シリーズに加わるかしら。投稿からは出遅れました…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ