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家紋武範様主宰企画参加作品

探究


私が乗船している超巨大宇宙船は宇宙の果てを目指して飛んでいる。


母なる星がある銀河を宇宙船が飛び立った500年程前、銀河連邦国内では宇宙は有限であるとか、我々がいる宇宙は人工的に造られた物だとかと言う出所の怪しい理論が提唱されていた。


私達はそれらの理論を打ち砕く為に派遣されたのだ。


ビィーー!ビィーー!ビィーー!ビィーー!ビィーー!


束の間の休息を取ろうと自室に向かっていた時、突然船内に警報音が鳴り響き宇宙船が減速する振動が身体を揺する。


今さっき退出した管制室に駆け戻った。


管制室内の巨大スクリーンには何処までも続く宇宙が広がっているのに、宇宙船のメインコンピューターは前方に障害物が存在する事を訴えている。


目に見えない障壁でも存在するのかと対艦ロケットを前方に向けて発射。


障壁はあった。


パリンと言う音を立てて前方に広がる宇宙の一角に穴が空く。


唖然としている私達の下にエイリアンが現れ文句を言ってくる。


「何をするんだよ!


お父さんに頼んでやっと手に入れた宇宙建設キットなのに。


お父さんに言いつけてやる!」


あの2つの理論は両方とも正しかった。


私達が住んでいる宇宙は地球人の小学生が造った模型で、宇宙の果てと思っていた物は広さを誤魔化す為に鏡が貼り付けられていたのだ。




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― 新着の感想 ―
[良い点] 読みやすくて、最後まで楽しませてもらいました。 [一言] 楳図かずお先生の14歳だとこの宇宙全体が一匹の芋虫でしたね。
[良い点] 読みやすくて、最後まで楽しませてもらいました。 [一言] 楳図かずお先生の14歳だとこの宇宙全体が一匹の芋虫でしたね。
[良い点]  エイリアン。  地球人の子供だったのですね。  話は変わりますが……。  宇宙の果てはどうなってるんでしょうね。
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