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デイトレスロード  作者: 影音 狐野葉
15/17

~冒険者~

夏!夏!夏!

昨日、せみの鳴き声を聞いて初めて実感…。

こんにちは~、蝉が苦手な狐野葉です(*TーT)b

大仕事があって遅れました(言い訳)。

もう終わったので、じゃんじゃん頑張ります!

では、どうぞ~♪

スベルカルスト平野とスベル街の間には『街道』と呼ばれるものが存在せず、人の立ち入る場所ではない獣道となっていた。

獣道というものの、獣の姿は全くなく、かつてはここにもスベル街から伸びる街道がこのようになったのだ。

そのため、何百年という長い年月の間にここを通る者はいなかった事で、自然という力にかつての街道は完全に無くなっていた。

だが、数百年ぶりにこの場所を歩く3人の人影—―冒険者の影があった。


「リーダー、この森おかしい…獣臭もしなければ魔獣の通った痕跡すら無い…罠かも」


深い林の中から出てきた女はそう言いながら周りの警戒をする。

女の装備は最低限守らなければならないといった所しかついてなくかなりの軽装備だ。

避ける事が前提となる装備はたいてい防御力が劣ってしまう。

しかし、彼女の装備には幾らかの能力向上、守備力上昇といった魔法が宿っているため弱点といえるものも補えてる一級品の装備だ。

そして女が身に付けてる小刀も見た目はシンプルだが彼女の装備からかなりの代物だと予想できる。

彼女の職業柄、あまり目立つものを身に付けるのは愚策なのだ。

女は最高位冒険者チーム『アイズ』のメンバー、暗殺者アサシン職を得とくしている『シル』という人物だ。


「今回の依頼は貴族のお偉いさんからだったか…リーダー、これ貴族達の尻拭いとかだったら魔女は俺達のこと気付いてるんじゃないか?バレてるんだったら俺が特攻するか?」


シルの言葉に反応した男は館のある方向に目を向け答える。

男の身長は180以上あり、全身は黒に金色のラインで装飾された鎧に覆われている。因みに、男はヘルムを着けない性格なのか頭には何も装着していない。

男の装備は森の木々によって光が遮られてるのにも関わらず鎧が輝いていた。

全身を覆ってる装備というものは防御力が高くなる一方で、動きが鈍くなるのが普通だ。

しかしシルという人物がいるように、この男は最高位チームに所属しているのだ。

誰もが弱点を補ってると思うだろう。

しかしこの男の装備にはそういった動きに関するサポート魔法は備わっていなかった。

そもそもこの男にとっては動きに関しては全く問題ではないのだ。

それなら、身に付ける鎧が軽い…という訳ではなく、ただの身体能力でその問題を解決しているのだ。

そのため武器も自分の身の丈ほどある赤い大剣を背負っていた。

この男も最高位冒険者に恥じぬ実力の持ち主なのだ。

男は狂戦士バーサーカーという特殊な職を得とくしている『シグ・ダ・バルス』という人物だ。


最後の一人はシグの言葉を聞き、首を振る。

この人物の性別は暗黒を具現化させたような黒一色の全身鎧フルプレートであるため外見からでは判別はできない。

声を聞けば性別が分かる・・・しかしこの人物は口を開かない・・・・・・

チームというものに所属する以上、戦闘時は人間が使える『五感』を余すことなく発揮する必要がある。

冒険者が野生の世界で手を抜く事イコール生存率の低下を意味するためだ。

それなのにも関わらずこのチームのリーダーは話さない。

それどころか『アイズ』のメンバーは自分たちのリーダーが鎧を外してるところも、食事をしてるところも見たことがない。

極めて謎が多い人物であるが『アイズ』が唯一知ってるものがある――名前だ。

リーダーの名は『フラム・エール・ダルト=メイオン』、この名前を知ったのはチーム結成してしばらくした後であり、右肩の鎧のところに小さく彫られているのを仲間が見つけたのだ。

『アイズ』は5人の冒険者チームであり、チーム内では『フラちゃん』や『フラム』と親しく呼ばれている。(ただし仕事中は『リーダー』と呼んでいる。)

ここにいない他の二人は、他の別件でここには来ていない。


フラムは怪訝そうな顔をするシグを見ると、何かを考える素振りをする。

すると、シグの目の前に文字が浮かび出す。


『ΜΚЪΥαΦΒξΓββΦΜΑΒΤЪΑπЩΟσβΛΒΜνфΓΜνфΠшχ(仕事の内容は話し合いで、それは最終手段)』


シグはそれを読む事は出来ない。いや、シグだけでなく誰も読めない。

だが文字が現れると同時にその言葉の意味が脳内に流れ込んでくるようになっているため問題はない。

そしてシグはその内容を理解すると「リーダーがそう考えるなら…」といった様子で納得する。


フラムは、シグとシルの精神的にも体力的にも落ち着いてるのを確認すると立ち上がり、館へと歩きだす。

シグはフラムの後ろを歩き、シルは奇襲や罠などを警戒して二人の少し離れた後方にある木の上から移動を開始した。


『υσοЯψωЙъΖъΜъχρΒαΒΜΝъΔΥΦοχΚΥφ(我等『アイズ』が人類の礎とならんことを)』

今回は『アイズ』という冒険者の紹介で終わらせてしまいましたが!次回は『アイズ』が魔女の『マリカ』と『ジン』に御対面!


(影)(T▽T;)ネタがいっぱいあるから早く使いたい~


(??)この感じだと絶対に100話以上は余裕でいくぞ?


(影)…コホン、私は焦ることはしないので話が雑になる事はありませんよ♪


(??)安心しろ、お前の文章は既に読みにくいから


(影)・・・(T▽T)グス


という事で、これからも、ちゃんと更新していくのでお楽しみに♪

今後ともごひいきに!

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