7.
女王はひとつ瞬きをすると妹姫に微笑みました。
「わたくしはもう、動き続けることを止めましょう。わたくしは一日の半分を天を駆け、一日の半分を休むことにいたしましょう。それでも疲れてしまったら、わたくしはまた妹の影に隠れましょう」
女王は立ち上がると、人々を見て言いました。
「あなたがたはもう、わたくしだけに頼るのをお止めなさい。わたくしはもう、あなたがたを照らさない。自らの力で生きられるあなたがたは、自らの力で輝きなさい。わたくしは遠くから、あなたがたを見守りましょう」
女王はもう一度、微笑む妹姫を優しく見つめました。
「心温かい妹。わたくしが起きている間はあなたはわたくしの光を受けて眠りなさい。わたくしが眠っている間はどうかあなたが弱きものを守ってちょうだい。そうしてわたくしがまた起きたなら、あなたはわたくしのもとで眠るのです。心優しい妹、あなたはきっと頑張りすぎて疲れてしまう。だからゆっくりとわたくしの光を大きくして弱きものに届けなさい。たくさん届けて、そうして光が少なくなったらゆっくりと光を小さくしなさい。光が足りなくなったなら、一日をわたくしの側で眠りなさい。そうしてまた、少しずつ弱きものへ光を届けてちょうだい」
妹姫は騎士の腕の中で、ゆっくりとひとつ頷きました。




