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覚醒

 目が覚めたら、いつの間にか暗い空が目の前に、いっぱいいっぱい広がっていた。


 さっきまで綺麗な鈴の音が聞こえていたのに、今はただただ静かに空気がぼーんと鳴るだけ。なんでだろ。


 気になって上半身を起こす。周りは暗闇しかいない。私のお友達は皆、帰ったの?


 ふと風が深い暗闇の奥から、ふわっと吹く。 


 でも身体は不思議と温かい。風が吹き抜けていった感じはしなかった。私にぶつかって消滅したみたい。


 下は地面なのかアスファルトなのか分からないけど、掌で触ってみると冷たくて固い。こんな上にずっと寝ていたというのに、私はちっとも冷えていない。


 とにかくどこか行かなきゃ、何も始まらない気がする。

 よいしょと、飛び跳ねて、立つ。


 ちゃんと自分は靴を履いているか確認する。見たこともない、うさぎさん型のサンダルを履いていた。まぁこの際、素足で歩くことにならないなら、なんでもいい。


 

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