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その夜、俺は帰ってからリストを片手に某ゲームのデータと史実を思い出しながらどの競走馬を譲ってもらうか悩んでいた。

今のところ候補としては

スズパレード

ホッカイペガサス

ビゼンニシキ

この3頭である。

それぞれ特徴としては

スズパレード スピードもスタミナもあり根性が強い。距離は17〜23 成長速度は早めで持続型。

ホッカイペガサス スピードはそこそこだがスタミナ化け物 距離は22〜38 成長速度は遅め。

ビゼンニシキ スズパレードと同等の速さだがスタミナ面で劣る。距離は16〜20。成長速度は早熟。即戦力。

俺は今後長く馬からお金を得るため、また30億しかない資金を効率よく使うため…最後にゲームで培ったデータが良い馬であるスズパレードを頂くためにAさんに連絡をした。

「すいません、お昼の件なのですがスズパレードを頂きたいと思います。もし可能でしたらご連絡していただけませんか?」

「勿論じゃ、話もつけてある。すぐにそちらに送ることとしよう。繁殖牝馬のことなのじゃがな、ちと待っておくれ、今回のスズパレードを使ってお主がどのような活躍をするのか見定めてからリストを作ろうと思う、気張るのじゃぞ」

そう言ってAさんは早々と電話を切った。

そうか、俺の実力を見定めるか、楽しみなことだ俄然やる気がでてきた。



今日はスズパレードの購入費を銀行で支払いその後に厩舎や訓練施設を見回ったがとくに問題も無かった為今月の維持費やこれから施設をより良くするための予算を組んだり、業者と連絡したり色々事務をこなしていた。やはりというか、一人でやるには大変な量だし予定の管理も難しく、調教師の天海凛さんのおかげで馬の世話や調教訓練に関しては特に苦労はしないだろうが経営に関する細かい事をこなしてくれる秘書が欲しくなる。どうしようか悩んだ上で俺はやはりAさんに相談する事にした。

「あ、山岡です。いきなりで申し訳ないですが牧場経営に関して知識を持つ事務員兼秘書みたいな人を紹介して頂けたりしないでしょうか?」

「あー。そういう人材も必要になるわな、任せとけいい人材を知っている。そいつから連絡させるからよろしく頼むわ」

「はい、勿論です。はい、では失礼いたします。」

Aさんのおかげで秘書にも伝手ができて助かった。俺はそのままスズパレードが来る日まで雑務をして過ごした。

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