ニャルラトホテプ!
コミックはいいですね、さくっと読めるし、想像するのが難しいシーンもすんなりと頭に入ります。ミステリのトリックとか、これこれがこうなって、ああなって、そうなって、犯人は完全犯罪をもくろんだんだ! って書かれていても、え? 何がどうなってああなってこうなったの? って思うことがたまにあります。そういうのは絵があるとやっぱりわかりやすいですね。
ちょっと話がそれましたが、クトゥルフの呼び声を読んでみての感想です。
面白かったですけれど、それほど衝撃を受けることはなかったです。「これは傑作!」「私の人生を変える一冊」というわけではありませんでした。ただ「クトゥルフ神話」の世界観は何となく掴めたので、他のラヴクラフト作品も読んでみようかと思いました。これはもしや、じわじわくるというタイプのやつだろうか……?
次は何を読もうかと思っていると、クトゥルフ神話に出てくる神々の中に「ニャルラトホテプ」という神がいるとわかりました!
ニャルなんて、猫好きにはたまらない響きですね! 人々が到底抗うことのできない圧倒的な神なのにニャルなんて可愛すぎる。
さっそく「ニャルラトホテプ」が最初に出てくるという短編を読みました(ネットにアップされている)コミックで大まかなの世界観はわかったので、今度は小説で。
詳しい内容は割愛しますが、感想としては「よくわからなかった」でした。ラヴクラフトが見た悪夢を素材にしているらしいんですが、うーん、何とも言えない……(可愛い猫は出てこなかった)
とにかく次を読んでみようと「ダゴン」を読む。どうやら「ニャルラトホテプ」と同様に「圧倒的神」に出会うと人間は狂っていくという流れらしい。この世界の真実を知ったらもう戻れない、というような「世にも奇妙な物語」っぽい印象を受けました。
なんだか頭の中のモヤモヤが拭えない。一体「クトゥルフ神話」って結局何? と思った私は図書館に「クトゥルフの呼び声」小説版を借りに行くことにしました。
気がつくと頭の中に「ルルイエ」という言葉が浮かんでくる。じわじわ来ているようです。