自己紹介をしてみた
「わかりましたかクロカワタロウさん。」
「うん。だいたいね。ありがとう。」
この町の名前は始まりの町トリビアというらしい。彼女はここの村の人ではなく、彼女もギルド登録をしに来たらしいが、どうも冒険者来なかったらしく1ヶ月も冒険者を探していたらしい。
「なんで俺以外の冒険者いなかったの?」
素朴な質問をした。そしたら、
「じ、実は冒険者の旬な時期じゃなくて..その、出遅れたというかなんというか..」
「つまり、ここに来る時期を間違えたと。」
図星らしい。プク〜と頬を膨らませていた。かわいいな。
「でも俺以外にもいるんじゃないのか?」
と質問した。そしたら。
「そうですけど、なんというか話しずらかったんですよ。不良みたいな人たちがいて。」
あー確かに怖い顔の人たちや年配の人たちしかここいないな。と思った。なるほど、やっぱりこの子も思春期なんだな。
「よし、わかった。俺でよければ同じチームになっていいよ。」
「ほ、本当ですか。あ、ありがとうございます!クロカワタロウさん!」
「でさ、そのカタコトで俺の名前言うのやめてくんない?」
なんでこの子は俺の名前をカタコトで言ってんの?と思った。
「あなたみたいな名前初めてですよ。本当に異世界から来たんですね。少し信じてもいいと思いました。」
まだ疑ってたのね。まあ仕方ないか。
「じゃあクロウって呼んでよ。」
「クロウ?」
「昔の俺のあだ名だよ。それならカタコトにならないだろ。」
「そうですね。わかりました。ではクロウさん、改めてよろしくお願いします!」
「おう、リコちゃんよろしくね!」
こうして新しい仲間ができた。
これからは黒川くんはクロウくんですのでよろしくやってください。