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ステイマン推参 その1−2

[待てーっ!捕らえよ!彼女を!]




スツーッ………[上手くやり過ごせた。フーッ。さて、社長室は八階よね]アケミは閉まりかけたエレベーターに滑り込む。




ズサーッ![見たか!陸上で鍛えたこの足!アッカンベー]アケミはお尻ペンペンした。



ガラス窓に彩られた鮮やかなエレベーターが動き出す。[ワーオー!ゴージャス。クラシックのBGMに豪華なシャンデリア。まあ、不正してなきゃ無理よね]周りの人間がざわめく。[キシシシシシッ。すいませーん。八階まで…………]





何だ?彼女。不思議な娘だな。後をつけてみるか。どうせ暇だ。午後は休み。定番だよな。




[シャッチョサーン。シャッチョサーン。アッ!ここだ。どうしよう。上がってきた。テンションハイマックス。きっとハーレムよ。ブランデーに葉巻。秘書はミニスカート。たぶんね]




[コンコン。ガチャッ!タノモー!社長!コノヤロー!ワイロよこせ!]




[ブフッ……………何だね?君は][不正を暴きに来てやった!よこせ!][不正?…………クッハッハッハッ。お嬢ちゃん。知っとるかね?バレなきゃ王道なのだよ。証拠も上がらんだろう。何を不正したと言うのだね?][ソリャー…………贅沢な生活してるからだよ。こんな時代に。私なんか学業サボって洋服屋でバイトして。でも足りないんだからね!]





[お金。大事なんだ。学業とバイト。そんな世界なの?]トレイシーは盗聴していた。[イッスカ?社長。俺も不信感一杯なんすよ。社員をゴミ同然に扱い、子会社から不当に利益を巻き上げ、あんたは高みの見物。げせないっすね。証拠位あるさ。お嬢ちゃん。机の引き出しだ][困るなー。従業員君。君は雇われなんだぞ。教育上良くないな][謀反だ。やってらんねーぜ!ホレ。お嬢ちゃん。早くしな。隠蔽する前に][フムフム。内輪揉めは任せたぞ。従業員君。さてと。マア、ご丁寧に重要機密と書いてあるではあーりませんかー?もらい受ける。ンジャ、サラバダ]






[持ってきましたよ。後はどう動くかね][ありがとう。勉強になったわ。お金いる?報酬][アノ〜………私、強くなりたいんです。お姉さんみたいに。報酬の代わりに付いていきますから][わかったわ。着いてきなさい][了解ですの。で、何処に?]トレイシーは天を指差す。[サテライトよ。来なさい。招待するわ。知らないわよ。貴女、引けないから][サテライトって。宇宙?]頷くトレイシー。[お姉さん宇宙人?][さあ。何だろうね][楽しそう。行きます]ポケットから小さなカプセルを出し、地面に叩き付ける。煙りと共にサイドカーが現れる。[飛ばすわよ。乗りなさい][スゴーイ!ハーレーのサイドカー付き!やっぱクールだわ。行きましょう]






[帰ったわよ][困るなー。トレイシー。民間人だぞ。何を考えてる][お客様よ。私の。丁重に][ヘイヘイ。お姫様。あんた。ここが何処か知ってるのかい?お嬢ちゃん][ステイマンよ。私たちは。日本政府の極秘機関。ステラ部隊の最高機密。悪を裁く処刑人ね。ジョシュー。これ分析ね]







続く

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