詩 お前は俺と同じだった
掲載日:2026/03/30
お前は俺と同じだった
あの時までは同じだった
けれど何かがあって変わってしまった
俺だけが置いていかれる形になった
何があったというのだろう
何が変えたというのだろう
お前はいつも 笑うようになり
お前はいつも 未来を考えるようになり
お前はいつも 前を向くようになり
お前はいつも よく喋るようになった
お前のことをよく見るようになるようになったのは
同じ傷を持っていたからだった
お前のことを仲間のように思っていたのは
同じ傷に悩んでいるようだったから
なのに 置いていかれる形になった
俺だけが取り残されて ずっと立ち止まる
俺はどうすればいいのだろうか
ただ見送ればいいのだろうか
それを祝福すればいいのだろうか
羨めばいいのだろうか
憎めばいいのだろうか




