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グレイズ・オブ・グローリー blue sky blue  作者: やましたゆずる
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第12章 古宇田家全員渡米する

この作品はフィクションです。実際とは人物背景は別物です。ご了承ください。作者。

東海大学の卒業式を終えて、1カ月が過ぎた頃、結婚にむけての両家顔合わせの為、古宇田家、竜也、佳代子、陽子は忍の手配したユナイテッド航空ロスアンゼルス行きのチケットを手に持って慣れない成田空港に居た。ロスアンゼルス行きの旅客機の副パイロットはシャーロットだった。シャーロットは飛行機の入口に立ってお客様に挨拶をしていた。「お父様、お母様、お姉様。本日は当ユナイテッド航空をご利用いただき誠に有り難う御座います。当機の副機長のシャーロット・タッカーです。あなた方の娘です。初めまして、ロスアンゼルスまでの10時間、私が責任を持って操縦致しますのでごゆっくりとお寛ぎ下さい。宜しくお願いします。」シャーロットは笑顔で三人を迎えた。「こちらのお客様はビジネスクラスですね。ご案内いたします。」チーフパーサーが言うと「こちらのお客様、失礼のないようにお願いしますね。」シャーロットがチーフパーサーに耳打ちした。三人は会話出来ずにあたふたしていたら席に案内された。チーフパーサーに「時間があったら来るように伝えて」と頼んだ。「はい。分かりました。多分、離陸してからすぐにお見えになられると思いますよ。パイロットの古宇田さんの御家族の方ですよね。聞いております。古宇田さんにはいつもお世話になっております。」チーフパーサーは優しく微笑んだ。すると前方からパイロットの制服を着たシャーロットが着た。三人の前で直立不動で敬礼して視線を目の高さまでにしゃがんだ。「お父様、お母様、お姉様、お初にお目にかかります、シャーロット・タッカーです。今回は、私との国際結婚を認めていただき有り難う御座います。ふつつかな嫁ですが宜しくお願い致します。」シャーロットは笑顔で三人の顔を見た。シャーロットから良い匂いがした。「忍さんも同じ制服着てますよ。彼は見た目が良いからカッコいいですよ。CAからもパイロットからも人気はありますよ。」シャーロットは父親の手を握った。次に母親の手を握った。最後に姉ちゃんの手を握った。「シャーロットさんは幸せかい?」母親がシャーロットの顔を見て優しく微笑んだ。「幸せです。」シャーロットは母親の顔を見てニコリ笑った。家族は素晴らしいおもてなしを受けた。しばらくするとシャーロットが座席まで来た。「お父様お母様お姉様、今晩は、ロスアンゼルスの我が家に泊まっていただきます。私の父と母とコミュニケーションを沢山とってください。空港には忍さんも居ますのでご安心を。ロスアンゼルス到着まで後3時間です。もうしばらくお待ち下さい。」シャーロットはそれだけ言うと操縦席に帰って行った。しばらくするとシートベルトサインが点灯した。着陸態勢に入った。無事に飛行機はロスアンゼルス空港に到着した。家族は入国手続きをし荷物カウンターに荷物をとりに行き旅行バックを4つとると到着ロビーへ行った。そこはさっきまで飛行機を操縦していた、シャーロットとパイロットの制服をビシッと着た非番の忍が立っていた。「親父、母ちゃん、姉ちゃん。良く来たな。久しぶり。元気だったか?そうだね。昨日テレビ電話で話したか?」忍は、少しふざけた。「お父様お母様お姉様、改めて、良くお越しくださいました。嫁のシャーロットです。」シャーロットは皆の顔を見て優しく微笑んだ。「シャーロットさんは、実物は凄く綺麗ですよ。私の妹かあ?うれしいな、こんな金髪美女が妹なんて!」陽子はシャーロットの顔を見てニヤニヤしながら笑った。「お姉様、お荷物お持ちいたします。」シャーロットが陽子から荷物を受け取るとガラガラと引っ張って歩き出して空港を出た。そこへ忍がミニバンを運転してきた。「皆荷物預かる。」忍は皆から荷物を預かるとトランクに入れた。忍の運転でロスアンゼルスのダウンタウンを通り郊外のタッカー邸に向かった。豪邸の並ぶ道を走り抜ける。竜也、佳代子、陽子は窓に顔をつけて外の景色を眺めていた。しばらくすると大きな門の前に車が停まった。「ここが自宅です。」忍が言うと「へぇ~」と三人は目を丸くして驚いた。玄関までの長い道を走るとやっと玄関に着いた道中、手入れの意気届いた庭が綺麗すぎて見惚れた。母親は感心していた。「これ、全部、あんたらが管理するの?」母親が忍に聞いた。「うんなわけなかっぺ!ちゃんと庭師がいるのさ!」忍は時々茨城弁が出てしまう。「うんだよな?そうだったら飛行機操縦している暇なかっぺからさあ?いやどうも??」母ちゃんも茨城弁になった。二人は笑った。その会話を聞いてシャーロットはクスクス笑った。なんとなくイントネーションがおかしくて笑った。玄関前には早く仕事をきり上げて帰っていた。父ブラウンと母マーガレットと15名のお手伝いさんと料理人が立っていた。車が玄関前に着くとお手伝いさんが荷物を何も言わず自然にトランクから出してさあッと整列して竜也、佳代子、陽子に深々と頭を下げて「いらっしゃいませ。」一斉に声をかけた。「遠い所いらっしゃいました。お会い出来て光栄です。」父ブラウンが三人に頭を下げて挨拶をした。「遠い所いらしていただき感謝致します。」母マーガレットが三人の顔を見て笑顔で頭を下げた。皆、テレビ電話で顔合わせしていたので初対面ではなかった。今は便利な物があった、「お招き有り難う御座います。忍の父のたつやです。」父がブラウンさんとマーガレットさんの顔を見て笑顔で挨拶をした。「今回はお招き有り難う御座います。忍の母のかよこです。宜しくお願い致します。」母がブラウンさんとマーガレットさんの顔を見て笑顔で挨拶をした。「本日はお招き有り難う御座います。初めまして、忍の姉のようこともうします。弟がお世話になっております。」姉陽子はブラウンさんとマーガレットさんの顔を見て笑顔で挨拶をかわした。「皆さん、お疲れでしょうから中に入ってゆっくりして下さい。」母マーガレットが皆に声をかけた。部屋に入ると皆部屋のデカさと豪華さに驚いた。リビングに通されるとフワフワなソファーに身体が沈む。佳代子は口をあんぐりあけたままフリーズしていると「お母様、何かありましたか?」シャーロットが気づき声をかけた。「皆さん、コーヒーか紅茶か日本茶もありますよ。どれに致します。」シャーロットが聞くと「すいません。皆コーヒーで結構ですよ。」佳代子はシャーロットの顔を見て笑顔で言った。するとすぐにコーヒーが出て来た。お手伝いさんも日本語が少しわかるようになっていた。簡単な言葉なら聞き取れた。シャーロットは日本語はペラペラだった。機内で中国人がエセ日本人になりすまし、よく騒ぎが起きるとシャーロットが出て行って、「日本の総理大臣は誰ですか。」と質問して日本人だと言い張る中国人をよく懲らしめていた。すると父ブラウンと母マーガレットが三人の前に座った。「古宇田さん。結婚式についてお話があります。一週間後にロスアンゼルスの教会でやる事になっております。是非参加して帰国して下さい。それまでこの家好きなようにお使い下さい。招待客がいるなら格安で飛行機のチケット手配いたします。遠慮なく。洋服はご用意致します。」父ブラウンが提案して来た。父竜也はこんな事があるかと思い、佳代子にも陽子にも有給をとるようにすすめていたから1週間の滞在は大丈夫だったので「是非参加させてください。」と即答出来た。忍は、大学の仲間全員を招待するようにだいぶ前から動いていた。チケットも約半額で手配出来ていた。夏川と秋元にはロスアンゼルス空港で時々会っていたから言ってあった。彼女達はアメリカン航空のパイロットであったから時々すれ違う程度であったが顔を合わせていた。大学の同級生に結婚式の招待状を送ってすぐにみんなから電話があり、ロスアンゼルスまでの出席を了承してくれた。全員出席の方向でいてくれた。友達の明も勿論出席してくれると言ってくれていた。姉ちゃんの旦那も仕事の都合で今回来られなかったが結婚式には出席すると言ってくれていた。チケット手配をシャーロットと二人でやった。だいぶ前から準備はしていたので間に合った。今回の費用はタッカー家で支払ってくれた。忍のアメリカ移住が条件だった。忍は、父竜也と母佳代子に面倒みられなくてすまん。と何回も頭を下げた。その分援助はさせてもらうと約束した。後、年に1度日本に帰る事も約束した。そして、結婚式当日を迎えた。古宇田家全員が久しぶりに揃った。姉ちゃんの旦那の清も間に合った。友達の明の顔もあった。自衛隊の間根山と塚原の顔もあった。JALの倉持、白戸、松山の顔もあった。ANAの菊川、青山の顔もあった。アメリカン航空の夏川、秋元の顔もあった。もちろん、ミアの顔もあった。シャーロットの友達、会社の同僚の顔もあった。父のおじいちゃんとおばあちゃんの顔や兄妹の顔もあった。母のおじいちゃんおばあちゃん兄妹の顔もあった。ロスアンゼルス郊外のキリスト教会で執り行われた。シャーロットのウエディングドレスが素敵すぎてすべての視線を独り占めしていた。定刻に式が始まり何もハプニングなしに結婚式は無事終了した。明が見事、医師免許を取得して筑波大学付属病院心臓外科医としてデビューしていた。エマちゃんとの関係は解消していて、新たに医療機器の会社社長と来月結婚式をあげると知らされた。忍とシャーロットは明の結婚式に出席する為日本の土を踏む事になる。

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