表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
5/15

第5話 現地集合だって

 それからは日曜の朝まで熱が出て寝込んでいた。


 全く食欲もなく頭痛に悩まされた。


 スマホのメールによると

 僕につけられた指輪は指の血管まで細かな針で刺さっていて、そこから、ヒーローになるための何かの物質が染み出し、48時間は体に異変が発生する。

 と、書かれていた。


 ヒーローに選ばれると何かと勝手にされるようだ。


 そして、ピッタリ48時間後の昼に熱は下がった。

 本当にヒーローになったんだろうか?


 試しに普段座っているスチール製の椅子を両手でゆっくり引っ張ったら、フニャリと曲がった。

 さらに試しにマンションのベランダから飛び降りてみたが、骨折しないどころか、足の裏に怪我すらしなかった。

 路上から逆に飛び跳ねたら、3階のベランダにしがみつく事が出来た。


 何これ最高じゃん、

 こんなにすごい力あったらバイト辞めれるし、

 就職しなくても良いかもだな。


 と、思っているとスマホにメールが届いた。


 『警告』 

 会社の許可なくパワーを使った場合、守秘義務違反で処分されます。


 続いてまたメール着信。


 『明日の集合場所が決まりました』

 そこには、ギリギリ埼玉ぐらいのほぼ群馬の駅名が書かれていた。

遠っ!

 『公共交通を使ってきてください。電車賃は後で精算しますので銀行口座を登録してください』


 ヒーローって電車移動なの?


 いろいろ思っていたのと違っていた。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ