「」の考察(ver.4)
前回、考察バージョン3では、「」に入る文字は魂、とまで書いてみました。今回はその続きを書いてみようと思います。
ただし、我々人類(読者諸氏と私)は正気である、という前提となっておりますので、この点は御了解下さい。
「世界ってさ、見たとおりだよね」
この意見は、実のところ、いろいろな段階、レベルがあると思います。どんなレベルで言っているのかによって、まるっきり違う話になります。
裏付け文献が見当たらないのですが、お釈迦様の説法で、以下のような話があったと記憶しています。
ある日、お釈迦さまは、弟子の前で花を一輪手にとり、無言でじっと見ていました。
「お師匠様は、どうして今日は一言も言葉を発しないのか」弟子たちは皆、おそらく不安になったことでしょう。
そんな中、マハーカッサパが突然、笑い出した。そしてお釈迦様は「お前が後継者だ」的なことを言ったそうです。
後継者だ、とまで言ったのですから、何か、仏教の究極的な教えが伝わったか、マハーカッサパは文字どおり「言外の何か」を理解したのでしょう。
凡人たる私には、事の真実は到底、分かりませんが、もしかすると、
「世界ってさ、見たとおりだよね(笑)」
だったのかも知れないな、と思っています。
この場合の「世界」は、当然ながら、視覚で見えるもの、見えないもの、人に関わるもの、関わらないものを含めたこと、つまり森羅万象についての話でしょうし、生死を超越した話でもありましょう。
ところで、この話での、話のレベルは、ほぼ究極に高い方と言えると思います。じゃあ、逆に低い方のレベルの話は?というと、んー、あまりピッタリの例が思い浮かびませんが、無理やり組み立ててみると、
「世間での人物評価ってさ、とにかく見た目、ルックスだよね」
という、外見至上主義の意見とか?でしょうか。
しかしまあ、それは尤もな意見かも知れません、だって、人の内面なんて、ちょっと付き合ったくらいでは分かりませんからね。
だとすると、見た目が大事、というのも、あながち低レベルな話だとは断じられないかも知れません。
それに、実用上は、採用面接に行くなら服装など身だしなみをちゃんとしたほうが良いですし、デートに行くならばお化粧とかオシャレにはある程度、気を使った方が良いでしょう、見た目が人間性を決定づけるものではないという、精神論はともかくとしても、もっと言えば、デートなんて行ったことがないぜ、爆発しろ、という御同輩だとしても、です。
さてさて、ちょっと脱線し過ぎた感がありますが、いよいよ「魂」です、が!
この文章を書いている途中で、この話と全く無関係な長編小説の構想が舞い降りて来ましたので、こちらはこれくらいでやめておきますね(おい!)。
そして、長編の方ですが、やはりどうしても長編となりますと、表現の限界突破のためにミッドナイトノベルズの方にしないとダメかなー、と感じています。
とはいうものの、こちらのサイトで愛読させていただいている「デスマ・・・」とか、「異世界迷宮で・・・」とかも、こっちなんですよね。んー、安易に向こうに逃げず、こちらで表現を工夫するとかしろ、ということですかねえ。一応、がんばってみることにします。