歴史と伝説
◆前提
伝説と歴史が混在しているため、史実と後世の創作の区別が非常に付き辛い。
◆大雑把な歴史
古代(神代):
神々の治世。この時に居たとされる神々が現在信仰されている。
例:月の女神フォルモント、真実の神プロエドロス
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中世:
神と精霊と人の存在する時代。
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近代:
精霊が失われた時代。
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魔の三百年:
世界が魔で覆われ、暗黒時代が齎された。小国が次々と現れては消えて行く戦国時代。
この時に台頭したのがユナティアン国であり、次々と周辺国を戦で倒しては吸収し大国へと成長。
ユナティアン帝国と名を変える。
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三傑の時代(スリベグランディア王国建国史):
ユナティアン帝国に反旗を翻した三国から一人ずつ英雄が現われ、スリベグランディア王国を建国。
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政変
スリベグランディア王国内で起こったクーデター。
当時の王(「悪役令嬢はしゃべりません」の先代王)は英雄や名君と呼ばれた。
◆伝説・物語
・天空の王と妖精姫の物語
非常に人気が高く最も有名。
歌劇や吟遊詩人の物語として語り継がれる悲劇。
様々な展開があり原作がどのようなものだったのかは定かでない。
妖精姫の代わりに精霊として描かれることもある。
妖精姫の美しさは地上でも天上でも他に比べるものがない。
妖精姫は天空の支配者たる王に愛されたが、その命は悪魔によって散らされた。王は酷く嘆き悲しみ、空は常に暗く澱んだ。王の魂は永遠に愛する姫を探し彷徨い続ける。
一部の歴史書には、その続きがある。
愛する妖精姫を失った天空の王の悲しみで、世界は太陽を失った。地上には悪が蔓延り、人や生物は疫病に苦しみ、植物は枯れ果てた。絶望に満ちた時代を迎え、暗黒の時代は三百年続いた。その時代を歴史家は“魔の三百年”と呼ぶ。
・建国の英雄(または三傑)と聖女
魔王を倒し、暗黒に支配された地と人々を勇者たちが救う話。
- 聖女:
ローブを身に纏い、頭上に光輪を描くのが一般的。
三傑と共にこの地に平穏を齎したとされる。
- 勇者(騎士):
剣を構えた姿で描かれる。
- 魔導士:
ローブを身に纏い、宝玉を持つ姿で描かれる
- 賢者:
鏡を手にした姿で描かれる。