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最後くらいは…

作者: 城崎もも

長いです


ピピッピピッと目覚ましのなる音

チュンチュンと鳴くスズメの声


「ふぅ…んっ」


今日の一日をを迎える知らせのように眩しく光り顔を出す太陽に向かって大きく伸びをする

今日も一日が始まるのかと思えば早く終われなんて思うだろう、私も前まではそうだったよ

でも今は…


「あと一ヶ月半…」


そう、あと一ヶ月半

これは私の残りの時間を意味する。つまり余命残り一ヶ月半…こんなにも早くこの世との別れが来るなんて思ってもなかった、誰も分かってなかった

だってまだ私高校生だよ?バリバリ女子高生よJKよ、こんな短い人生なんだな残りの人生はどうやって過ごそうかと何となくでいつも考えるんだ、でもやりたい事決まらないんだよね


「…咲希元気かな?」


あ、さっきJKとか調子のってたけど今は学校辞めたから本当は違うんだよね

残りの人生をどう生きるか考えたら学校なんかに行かないでゆっくりと自分の一人だけの時間が欲しくてさ

咲希には申し訳ないと思ってる

でも事情話したらそっか、私にも何か出来ることあれば言ってね優梨のためなら何でもするからね!なんて笑顔でそう言ってくれた

正直なところ咲希は泣くと思っていた

あっさり認めてくれるとは思ってもなかった

でもきっとそれが咲希の優しさなんだろう、お姉ちゃんキャラだもんね


「大人だなぁ…」


と独り言を言いつつ外に出て全身で風を感じる


「うおぅ…また寒くなったな、」


少しずつ冬の本番に近づいてきてるのがわかる

服の隙間から入ってくる冬の冷たい風に肌を震わせ身震いをしながら散歩をする

外に出て自然を感じるのもいいってネットにはあったからね

思い出の場所へ足を進めては立ち止まってまた歩き出すの繰り返し

少しずつ思い出の場所に行って昔を思い出すのもいいって聞いたから

すると後ろから誰かがこちらに走ってくる音がした

なんだろと振り返ったその時だった


「…えっ?」


グサッと醜い音と共に自分の腹から赤い液体が流れ落ちる

《通り魔だ》

そう気付いた時にはもう遅くて通り魔はどこかへ走って行って目の前には自分のお腹から流れてくる血で染まった地面が映っている


「痛い…誰か、たす、けて、」


痛い、ただひたすらに

人通りの少ないこの道になんて誰かが通るわけでもなくただ一人痛みに苦しむ自分

散歩なんて来るんじゃなかった

こんな後悔するんだったら、こんな人生なら最初から生まれて来なきゃいいのに…


「……最後の最後でこの死に方かよ…終わるのならもっといい終わり方をしたかったな」


その言葉は誰にも届く事はなく冷たい冬の始まりを告げる空気に消された


たまにはこういうのもいいよね‼︎

嫌いじゃないよ‼︎バッドエンド

死ぬのなら安らかに死にたいのに痛みで苦しめられて誰にも見届けてもらえないなんて悲しいよね

こういうの感動しちゃう(作者意見)


可哀想だと思わないの?って言われたけど別に私はそんなこと思わないんだよね

こういうところがサイコパスって言われるのかな、直さなきゃね!

今回も見てくれてありがとうございます(o^^o)

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