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暗めな短編小説

救急箱、未踏。

作者: なみのり

救急箱って開けたことある?僕がそんな質問をされたのは、秋風のうるさい午後の河原での出来事だった。

ねえ…救急箱って開けたことある?その女性は知らない人だったので、僕はかなり面食らったのを覚えている。彼女はどんどん話を進めていく。

この救急箱なんだけど、固くて開かないのよ。

その救急箱はとても救急箱には見えなかった。鉄の鎖でこれでもかというほど縛られていて、箱の色すら見えない。南京錠が傾きかけた太陽を鈍く反射している。

あなたなら開けられるかしら?

僕はその救急箱を手渡されてしまう。暫く鎖を引っ張ったりしてみたが、ピクリとも動かない。彼女はそれを見ると呆れたような顔になり、取り上げてしまう。

こんなのあっても邪魔なだけだわ。

彼女は走り出し、川に向かって救急箱らしき何かを投げた。予想通りあまり飛ばずに、川のヘリで止まった。彼女はそのまま去っていった。救急箱は僕が持ち帰る事になった。

それから彼女は一度も見ていない。救急箱は僕の部屋でホコリを被っている。

昨日書いた「26個の異世界を25個のアーティファクトを探して旅する少女二人の話」の続き書くのが楽しすぎて、短編がおざなりになりつつある気がする…。


お恥ずかしながら文章の仕事を目指しています。先はまだまだまだ遠いですが、一生懸命1歩ずつ頑張りたいと思います。アドバイス等をどしどし下さると助かります。

コメントも一言貰えるだけでモチベーションが凄く上がるので、お暇であればお気軽にお願いします。

毎日1話以上の投稿を目指していて、今日で日目、今日個目の投稿です。

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