終わって みなきゃ 分からん
門門門門門門門門 門門門門門門門門
門門 門門 門門 門門
門門門門門門門門 門門門門門門門門
門門 門門 門門 門門
門門門門門門門門 門門門門門門門門
門門 門門
門門 こ の 書 を 門門
門門 読 む 者 は 門門
門門 全 て の 門門
門門 後 悔 を 門門
門門 捨 て よ 門門
門門 門門
門門 門門門門
֎۞இ֍۞෴֎۞ቓ֍۞ᎇ֎۞Ꮜ֍۞ᢱ֎۞ᗟ֍۞ᛶ֎۞₪֍۞ಹ֎۞⡺֍۞Д֎۞६֍۞Ⲯ֎۞Ⳗ֍۞ⳬ֎
読者諸兄への 御忠告です。
この物語は、非常に【残酷】な、或いは【ヘドの出る】描写が御座います。
必ず、ご了承の上、お読みください。
この行以降を 読む方は 一切【自己責任】で お読みください。
作者は 一切の責任を 負いません。
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##### 恥劇珍奇想体験の参 転生文庫の2 転生【H】#####
##### 後編 ⦅⚆ˬ⚆⦆終わって みなきゃ 分からん #####
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$$$$$$$$$$ 主要 登場人物 $$$$$$$$$$
【H】 ⦅⚆ˬ⚆⦆ :転生ヘタレ主人公【魔風特別攻撃隊】隊長、戦場任官少尉
【デブ・デーブ】(((((΅ⲱ΅))))):【魔風特別攻撃隊】兵卒、魔法科部隊二等兵
【テラ】どん 〈.ᇫ.〉 :【魔風特別攻撃隊】兵卒、魔法科部隊二等兵
【ペッチョン】[ꆪʊꆪ]:対魔族 東部戦線【第三七小隊】大カッテギ帝国 戦時任官中尉
【ポッサム】 [⚭ᆸ⚭]:【第三旅団 第二大隊 第一中隊 切り込み隊長】陸軍中尉
【ローレル】(^_^):東部戦線【第三七小隊】大カッテギ帝国 料理兵A
【ハーディ】(^ε^):東部戦線【第三七小隊】大カッテギ帝国 料理兵B
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***** 第二七話 麦秋 *****
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麦秋、それは ”刈り入れ” です。
魔導コンバインが 有るとは言え。そりゃまあ 忙しィのなんのって。
【コンニャック】の人口9千人の内、農業従事者が 何人居たか分からない。
少なくとも、防衛隊23人+【抜刀隊】90人よりは はるかに多かったはず。
しかも素人集団。夕方になると、全員ヘロヘロのヨタヨタに なってしまった。
そんな中で 今日も 元気なのが お気楽【3人匹】。
今日も今日とて、1日 麦畑で 遊んできた、日焼けで 真っ黒な顔をして。
「お前ら、夕飯の時間になると、キッチリ帰って来るな」・・・料理兵A(^_^)
「しっかり、してるよ、まったく」・・・料理兵B(^ε^)
「ピーッ!ピーッ!」・・・〈.ꞈ.〉(遊んでな~~い)
「ブーッ、!!ブーッ、!!」・・・(((((΅ⲱ΅)))))(俺達は狩人だ)
「遊んでんじゃ無いやい、ハイッ、夕飯のおかず」⦅⚆ˬ⚆⦆
「おう、今日はまた いっぱい取って来たな、頑張ったな」・・・料理兵A(^_^)
「【ゴボリンバッタ】じゃ無ェな。チッちぇな」・・・料理兵B(^ε^)
いつもは1尺位の【ゴボリンバッタ】が 今日は3寸位のバッタばかりだったのです。
・・・・・ そして 楽しい楽しい お食事の時間
抜刀兵甲「お、今日はカラアゲか」
(^_^)「ハイ、今日のバッタは 小さいので、カラアゲにしました。
2度揚げしてますから、頭から齧れますよ」
(^ε^)「麦みそ、辛みそ、麦醤、塩、色々有りますから、お好みで」
抜刀兵乙「こりゃ、良いや。【ゴボリンバッタ】雑炊ばかりで 飽きが来てたんだ」
抜刀兵丙「贅沢言うんじゃ無ェ、この前の戦場じゃ。堅パンと塩チーズだったぞ」
抜刀兵丁「そうだ、そうだ、料理兵さんよう、アリガトな」
(^_^)「どう致しまして、これは【3人匹】の お手柄なんですよ」
[⚭ᆸ⚭]「ほう、あの【お荷物】達も 役に立つ時が 有るんだな」
(^ε^)「荷車一杯、山のように積んで 来ましたからね」
[ꆪʊꆪ]「失敬、ポッサム中尉。話している最中に失礼」
「チョト聞くが。いつもは 荷車に どの位積んで来るんだ」
(^_^)「ハイ、いつもは 数十匹ですから。荷車の 4半分位ですかね」
[ꆪʊꆪ]「今日は何匹位だ」
(^ε^)「数えていませんやね。小っちゃ過ぎて、数えられないんで」
[ꆪʊꆪ]「大体で良い、凡そで構わないから 言って見ろ」
(^_^)「そうですねェ、六百匹以上は 居たと思います」
[ꆪʊꆪ]「フム、料理してないバッタは まだ残ってるか」
(^ε^)「損傷の酷いのは、賄い飯用に残ってます。バラバラですが」
[ꆪʊꆪ]「構わん、案内しろ」
と言うや否や、料理人達を 引きずるように出て行った。
食堂に居た兵士達は 唖然として見送っていた。
・・・(フン、あのアホウ。食事中に 何やってんだ)
[⚭ᆸ⚭]は パンッパンッパンッと 手を叩き。食堂中に 響くように言った。
「さあ、皆んな、明日も 早いぞ。さっさと 飯食って 寝るぞ」
抜刀隊兵「「「「ウースッ」」」
*****
その頃 キッチンでは、[ꆪʊꆪ]が 震える声で 呟いていた。
「【荒野の食いしん棒】」と・・・
(^^♪ 〈.ᇫ.〉「ピィーピピ ピピ ピィーピピ ピピ ピィーピピ ピピ・・・(さすらいの口笛)
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***** 第二八話 東風吹かば *****
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翌日の早朝だった。会議室は ガヤガヤと うるさかった。
兵士全員が 夜明前に 叩き起こされ、暗い会議室に 集められたのだ。
非常呼集と 言われれば、文句は 言えないが、連日の刈入れで 皆疲れていた。
それに、会議室では、あの お気楽【3人匹】が、眠りこけていた。
そこへ、料理人達が 朝食を 持って現れ、簡単な 朝食を配り始めた。
勿論 お気楽【3人匹】は 飛び起きた。「むしゃむしゃ「パクパク」もぐもぐ」
「時間が無い。食べながらで良い。話を聞いてくれ」[ꆪʊꆪ]
「我が軍は 【コンニャック】の街を 放棄し 西方面に 進軍する」
全員「「「「え、えーっ」」」。全員が驚愕するなか、
【切り込み隊】隊長ポッサム中尉 [⚭ᆸ⚭]が サッと手を挙げた。
[⚭ᆸ⚭]「進軍命令書違背で 有ります
3,我が帝国支配地域を拡大せよ。
4,後退は 絶対不許可とする。
5,違背者は例外無く〖銃殺〗である。」
[⚭ᆸ⚭]「敵は東方。西進は 命令違反で有ります」
「ペッチョン中尉の指示に 従えば 我々も共犯になります」
「速やかに、指揮権を お渡し下さい」
「西方の 支配地域を拡げる。西方に 進軍するのだ。命令違反では無い」[ꆪʊꆪ]
「詭弁だ。そんな 言い訳が 軍事裁判で 通るかア」[⚭ᆸ⚭]が 声を荒げた。
「まあ メシ食いながら、話だけでも 聞いてくれ」[ꆪʊꆪ]
「その後なら、指揮権でも 何でも、好きなように してくれ」
「【コンニャック】の 古老に聞いた話だ。この地には、昔から、言い伝えが有った」
「『東風吹かば 来るぞ荒野の 喰いしん棒』と、
これは、【コンニャック】の街の【モンスターパニック】の伝承だ」[ꆪʊꆪ]
[⚭ᆸ⚭]が 手を挙げた「指揮官殿。東風は 今までにも吹いた。何も無かったですぞ」
「東風が 吹くたびに、【モンスターパニック】が 起きる訳では無い」[ꆪʊꆪ]
「別の条件が 重なると【モンスターパニック】が 起きるのだ」
[⚭ᆸ⚭]「その条件とは?」
「蝗害を 知ってるだろう。ここでは【ゴボリンバッタ】の 異常大量発生だ」[ꆪʊꆪ]
「昨夜の バッタを調べた。あれは、小さいが【ゴボリンバッタ】だった」
[⚭ᆸ⚭]「あそこで、ガッついてる【3人匹】に六百匹も捕まえられる【ゴボリンバッタ】
いくら 大量発生した処で、なんの害があると 云うのですかな。指揮官殿」
「それとも、麦がバッタに 食われるから、モット刈入れを 早めろと・・・」
小隊長達「「無理だ「無茶だ「そうだ」眠いぞゥ」横暴だ」傲岸 」指揮官交代」
・・・ 暫く ヤジは 止まらなかった ・・・
「それでは、教えてくれ。この【コンニャック平原】に 肉食獣が 居ない訳を」[ꆪʊꆪ]
全員「「「「「はぁああ???」それが」どうした」と言うのだ」今は関係無いだろ」
「ペタン情報局からの報告だ。かの【アイアンオーガ】は アル中だそうだ」[ꆪʊꆪ]
「ここのアルコール醸造所の 匂いに 釣られて、フラフラと来たそうだ」
「つまり、アル中では無い、普通の【アイアンオーガ】は ここには来ない」
「何故だ・・・何故、森の肉食獣は 森から 離れないのだ」[ꆪʊꆪ]
「どこの平原でも、草食獣がいれば、捕食する 肉食獣がいる」
「何故、この【コンニャック平原】だけ、肉食獣が 居ないのだ」
「教えてくれ」「誰か教えてくれたら、会議は中止する」[ꆪʊꆪ]
「指揮官交代、大いに結構、いつでも 交代しよう」
[⚭ᆸ⚭]「し、しかし、あの【ゴボリンバッタ】が 危険などとは 考えられん」
「確かに、麦の大産地が、奴らに喰われ 全滅したら 大損害だが」
[⚭ᆸ⚭]「兵站は 確保されている。明日には 護送の抜刀隊も 戻って来る」
「そうすれば、〖進軍命令書〗通り、ここを拠点に 支配地域を拡げて」
「【アイアンオーガ】達すら怖れて、近づかない。肉食獣が 怖れて 近づかない、
この【コンニャック平原】を 拠点にする? どうやって?
あの【ゴボリンバッタ】を 怖れて、魔獣一匹居ない 草原を?」[ꆪʊꆪ]
[⚭ᆸ⚭]「【ゴボリンバッタ】を 怖れるなど、あり得ん。証拠は 有るのか」
「【ゴボリンバッタ】が 魔獣に 分類されているのは 知ってるな」[ꆪʊꆪ]
「【ゴボリンバッタ】は もっと小さくなる、1寸か 2寸位に」
「そうすると、魔獣だ。全食性になる、草も、肉も、石も、鉄も 何でも喰う」
[⚭ᆸ⚭]「そんなのは知ってる。たかが1寸の2寸の魔獣に 怯えるなど、貴様ァそれでも
軍人か、栄えある 大カッテギ帝国 陸軍軍人か。恥を知れい、この臆病者が」
「【ゴボリンバッタ】は 小さくなると 全食性になる。つまり、全てを喰う。
それが津波のように 果てしない 草原を埋め尽くす。どれだけの数になる」[ꆪʊꆪ]
「一騎当千の【抜刀隊】が 全員そろって120名。1名で 何匹殺せる?
1人で、千匹か、万匹か?相手は その何千万倍も 居るのだぞ」[ꆪʊꆪ]
[⚭ᆸ⚭]「ゴクリ、今日の風向きは・・・」
抜刀隊兵士「・・・東風です」
その時、外で警鐘板を ”ガンガン” 鳴らす音がした。非常警報だ。
全員が 東側の 窓に群がった。
ほのぼのと明けゆく 東の空、太陽が顔を出す ほんの少し前。・・・なのに
東の荒野が、なぜか、真っ暗だった。真っ暗らな中を、何かが雪崩れて来る。
外の歩哨が 叫んだ「雪崩だ~、津波だ~。こっちに来るぞ~~」
それからは、なにがなにやら、分からなかった。全員がパニックになった。
一斉に逃げ出した。誰かが叫んだ「順番だ」「退避~」「テンデンコ~」「カジだー」
・・・本来なら、お気楽【3人匹】が 逃げられる状態では 無かった。が、
【デブ・デーブ】(((((΅ⲱ΅)))))の魔導荷車の お陰で逃げられたのだった。
穏やかな丘陵が 延々と続く コンニャック平原。地平線まで続く 黒い津波。
見渡す限り、どこまでも、どこまでも、魔獣【ゴボリンバッタ】の海だった。
やがて、彼(女)らは、飽食し卵を産む、生まれるのは 草食【ゴボリンバッタ】
そして【コンニャック】平原は、元の草原へと戻っていく。
・・・世は並べて事も無し・・・
・・・・・次の転生【I】⦅⚆˰⚆⦆を お楽しみに。