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13・父の行方

 食後に軽い筋トレをしていたら父さんから話しかけられた


「そういえば伸太、前は聞かれなかったから言わなかったが、

 本当の父さんの事は知りたくないのか?」


「うーん、まあ気にはなるけど、男手ひとつでボクを育ててくれたのは父さんだ

 今更本当の父さんとか言われてもピンとこないよ。

 ボクの父さんは変わらず父さんだよ」


「そうか・・・まあ実は父さんも、よくわかってないんだけどな。

 こっちの生まれの人間ってことは聞いてたんだがな

 今はどこにいるのか、生きているのかすらわからない」


「そう、なんだね。じゃあ普通の人間ってことくらいなのかなわかるのは」


「ああ、それとな、この家に住んでたって事も言ってたな」


「え、この家は本当の父さんの家だったんだね」


「あと、伸太の母さんもここに住んでて、伸太が生まれてから二年くらいは

 ここで一緒に暮らしてたらしいな。一旦異世界に伸太を連れて

 一年くらいは向こうに居たらしいが、命を狙われて

 今度は俺と一緒にここで逃げ隠れるように過ごしたわけだ」


「じゃあボクはこっちで生まれて殆どこっちで育ったんだね」


「そうなるな。ちゃんと戸籍もある」


「ホントの父さんは異世界ではぐれたって感じなのかな?」


「そのへんがよくわかってないんだ。

 俺が雇われたのはこっちへ来る半年くらい前だが、

 その頃にはもう一緒には居なかったよ。

 だから異世界に行ったのかすらわからん。」


「なるほど、それじゃあ母さんに聞かないとわからなそうだね」


「ああ、行くことになったら聞いてみるといい」


「そういや依澄家のお祖母様が父さんを調べてたらしいけど、

 正体がわかんなかったって言ってたよ」


「ありゃ、戸籍と名前は本物の父さんから借りたんだけどな、

 やっぱ組織にはバレてたのか。

 それでも今まで様子見してくれたことは感謝しないとな」


「そうだね、明日の休みに、丁度家にお呼ばれしてるし、

 お礼でも言っておいたほうがいいのかな?」


「いや、わざわざそこまでするこたぁないだろ

 もし俺がお呼ばれすることがあれば、その時に自分でお礼するわ」


「うん、わかった。あとボクも一つ気になってたことあるんだけど、

 父さんの能力で人は移動できないの?」


「あー、そりゃ無理だな。穴をあけるって言っても

 所詮は手のひらくらいのサイズだ。行けても猫くらいだな。

 伸太の魔力を抑えるのに薄く伸ばしたとは言ったが、

 魔力を金網状にして薄く延ばして覆った感じだから、

 無理にそこを通ろうとすると細切れになるぞ」


「それって使い方次第で結構危険な能力なんじゃ・・・」


「はっはっは!気づいちゃったか。

 もしバレたら常に監視が付きそうだし、組織のみんなには内緒だぞ」


「う、うん、わかった。色々教えてくれてありがとう。」


 そう言って筋トレに戻る伸太 


 しかし明日、伊澄家で待ち受けていたのは・・・




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