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釣りはルアー派か餌派かと問われたら自分は餌派

なんとなく暇なので書き始めようと思った(こなみ)

稚拙な文章だというのは分かっているので書いてくうちにレベルアップしたいにゃ

次回から5~6000文字目安に書こうと思ってます



少女は知っている―――愛というものを。


少女は知っている―――家族というものを。


少女は知っている―――その温もりを。


――――――――――――――――――――――――――

―――――――――――――――――――

「お嬢ちゃん、これでどう?」

 綺麗に並べられた三本の指を立てて男はそれを目の前の少女に見せた。

 不規則な並びのようで、それでも規則的なビルが建つ中にぽっかりと空間が開けたそこは噴水の広場。そこには夜も深くなる時間帯にも関わらず人でごった返している。

 建物に肩をかけて知り合いと談笑している人や、ベンチに座ってスマートフォンでどこかに電話をかけて愛想笑いで返事をするスーツを着た人。

 照明がなくても周りのビルからの明かりでそこだけ昼間のようなその空間は待ち合わせにも最適だ、実際ちらほらとスマートフォン片手ににらめっこしている人が大勢いた。

 噴水を囲むように添えられたベンチに座る短い髪に赤いゴムの髪止めで結わえられたツインテールを揺らす少女も一見そう見えたが、少女に話しかけた男にはそうは映らなかったみたいだ。

―――男だけでなく夜遅くにこんなところに女の子がいる時点で大半の人はなにか訳ありと感じていたが


少女は知っている―――人を。


少女は知っている―――それはただの餌だと。


少女は知っている―――その肉の味を。


少女は朗らかに笑う


「いいよ」

男の叫びはそびえ立つビルの闇にに吸い込まれていった。


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