01〜いざ精霊の国へ〜
とある国の人が言いました。
「もう一つの世界には強大な力を持っている者がいる。」と。
魔界(上空)
「えーーと、スヴァル王国は確かこ、っちだったな。」
魔界の広い空で大きな赤黒い竜___紅夢にまたがりながら、精霊の国への方向を確かめる男が一人。
ナイトメア帝国という大国を治める主、
魔皇帝ナイトメア=スカーレットである。今何故この大空にいるのかというと、
一番の部下、シークに頼まれ、精霊の国から一日に何度も送られて来る勇者様を送らないよう精霊の国の主、スヴァルに頼むためである。
「よーし紅夢、あっちに進んでくれー!」
地図を見ていたナイトメアが命令すると、赤黒い竜は心配そうに軽く頷き、『あっち』に進んでいった。
ナイトメアの城内部(シークの部屋)
「んー、ナイトメア大丈夫かなぁー」
巨城の一室の中で、珍しくナイトメアを心配するものが1人。
そう、ナイトメアを無理矢理送り出した張本人、シークである。
実は送り出したあと、ナイトメアがかなり方向音痴だった事を思い出したのが今である。
「よし、僕も見に行こう!心配だしね。」
シークは転移魔法を唱えると、帝国の外へ。
そこで浮力呪文を唱えて、体を空中へ浮かせる。そのままゆっくりと大空へ上がる。
「よーーし!いっくぞぉー!」シークは
最高の速さで進んでいった。
どーも、BAD・ENDです。
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かなり嬉しくて、泣きそうになりました。
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