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唯ちゃんと一樹さんの声が聞こえた。
腕を引っ張られるように奥の部屋へ非難。
「ここ入っとけ。」
総太さんに無理やりどこかに入れられた。
(ここどこ?)
「一樹さん。明かりつけるね。」
「了解。」
私の耳には、お店のステージの歓声がかすかに聞こえた。
私とあの男、空我は高校の部活(体育系)の先輩後輩の関係でした。
空我先輩が選手、私がマネージャーって感じ。
はじめは、付きあってた。
すごくやさしくて、すごく温かい時間がそこにはあった。
一緒にカラオケ行ったり、遊園地に行ったり・・・・
クリスマスの時は、一緒に買い物して、一緒に公園でケーキ食べたり・・・
でも、別れちゃった。先輩が卒業してすぐ・・・
試合があって、強くなっていく度に、冷たくなっていくように感じた。
だから別れた。
何度もやり直したいっていわれたけど・・・。
先輩はいつしか付きまとってくるようになってきました。
それは、私が高校を卒業するまで・・・。
卒業後、私は別の街の会社に就職した。
知らない街で、今までのことを忘れて生活したかったから・・・
でも、空我先輩はやってきた。
私は会社に事情を説明し、協力してもらって警察にも相談。一度は、警察に介入してもらって解決したけど・・・。
その後も彼に監視される生活は続いた・・・。
解決しても生活が変わることはなかった。
電話は、帰宅時間とともに鳴り、先輩の声を発する。
いつも窓の外、時にはドアの前に先輩が立っていた。
誕生日になるとお花が届く。
メッセージカード付で・・・。
「飛鳥、お誕生日おめでとう。これからもずっと一緒だよ。」
って書かれたメッセージ付で・・・。




