17:the past / 18:nightmare
2年前
嫌な思い出…
「おつかれさまです。」
バイト先の裏口のドアを閉めて…
何事も無かったかのように帰ろうとした私の後ろから、大きな腕が出てきて…
「アスカ。やっと見つけた。」
「アスカ…ズットイッショダヨ…」
聞きたくなかった声がした後、目の前が暗くなって…
目を覚ますと、あの男に抱き締められている状態だった。
白い部屋…
白で統一されているインテリア・・・
ベットの上に座らされる私
その後ろから私を抱きしめるように座るあの男・・・。
「モウハナサナイヨ…」
この人から逃げ切れたはずなのに…
「…アスカ…アスカ…」
助けて!
離して!
「おはよう。」
目線を上に向けると、あの男が私の方を見ていた。
「目、覚めた?」
ニヤニヤしながら、私の耳元てつぶやいてきた。
「離してください…。」
「やだ、離さない。」
そういうと、あの男は私の顔に頬をくっつけ、
「あの時みたいに、急にいなくなられたら嫌だから離さない。」
…どうして
…どうして
この人は私の近くに必ずいるの?
怖いよ。
「飛鳥…今度いなくなったら許さないから。」
そういうと、私の首に爪を立て、引っ掻くようなまねをした。
そして、私にキスをした。
嫌な思い出…
眠る度に思い起こされる記憶…
「飛鳥ちゃん大丈夫?」
桜さんと翔さんがそこにいた。
「嬢ちゃん、大丈夫か?かなりうなされたぞ。」
汗だくで服はびしょびしょ。からだが冷たく感じる。
夢でよかった。
そう思うとまた、眠ってしまったらしい
(翔さんから朝そのことを聞く…)
もう一度目が覚めた時には、外は眩しかった。




