16/37
16:room
晩御飯の後、私はマダムと桜さん、翔さんに連れられて、自分の部屋になる場所に移動した。
4階の角部屋。木製のドアを開けるとそこにはフローリングの殺風景な風景が広がっていた。
「嬢ちゃん。」
翔さんはそういうと、私の肩をぽんと叩きながら
「新しい湊飛鳥はここからスタートする。わかったか。」
そう言い残し、笑いながら自分の部屋に帰っていった。
私は桜さんの部屋に移動した。
久しぶりの風呂、久しぶりの布団。心も身体も気持ちよくなり、ぐっすり眠れると思っていたけど・・・。
夜中に目が覚めた。汗びっしょりの状態で・・・
「大丈夫?汗だくだよ。」
桜さんは心配そうに私を見ていた。
「かなりうなされてたぞ。嬢ちゃん。どうした?」
なぜか桜さんの部屋にいる翔さん・・・。驚いてる。
わたし・・・
うなされてたんだ・・・
夢でも・・・
あの人は出てきてるんだ・・・。




