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隣のトマト

作者:せともも
最新エピソード掲載日:2026/04/07
瀬戸内海に浮かぶ島で父と暮らす高2の由菜は、人とのコミュニケーションが苦手。いつもキャップを被り、赤面症を隠している。友達もいなく、公務員の父と家事を分担して、人と関わることなく過ごしていた。趣味は庭の野菜作り。
一学期の終業式の日、学校から帰ると、離れの庭で育てているトマトに水やりをする人の姿が……。上半身裸、金髪にサングラスの怪しい男は、ハルトといい、離れに引っ越してきた奈津美と夏の間だけ一緒に住むという。関わらないようにしようとする由菜だが、ハルトは何かと目の前に現れる。
ある日、昼寝から目覚めると、奈津美とハルトが目の前にいて。赤面症がバレてしまうと焦った由菜は二人を家から追い返す。だが奈津美は、トマトのグラニテを作ってもう一度、訪ねてくるのだった。
この島に移住を考えているという奈津美に、少しずつ心を開く由菜は、自分の赤面症を打ち明ける。そして、ハルトが奈津美の甥っ子で、まだ中学生だと聞き驚く。子供の頃から人より眩しさを感じやすい症状のため、サングラスをかけているらしい。
買い物に出かけた由菜は、地元のヤンキーに絡まれているハルトを助ける。そこで、ケンカばかりの息子を気に病んだハルトの母親が寝込んでしまい、叔母である奈津美が夏休みの間だけ呼び寄せてくれたこと知る由菜。
ハルトもまた、子供の頃から他人とのコミュニケーションに苦しみ、行き場を失っていた。奈津美を喜ばせようと必死なハルトに共感した由菜は、二人と時間をともにするようになり、初めて赤面症を隠さず、他人と過ごせるようになる。
夏の終わりが近づき、由菜とハルトは、別れの時間が迫っていた。素直になれない由菜は、ハルトに心にも無いことを言ってしまうと、謝れないまま、彼は島を去ってしまう。一緒に収穫した庭のトマトは、いつの間にか、時期を終えていた。
コミュニケーションが苦手な少女と少年が、庭のトマトを通じて距離を縮め、お互いを受け入れることで成長していく、ひと夏の物語。
2026/04/07 14:34
2026/04/07 21:15
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