アウトオブあーかい部! 〜部室棟 乙女の干物 集まりて 怠惰を極め 綴るは実績 電子の海へ あゝあーかい部〜 66話 結果発表
ここは県内でも有名な部活動強豪校、私立 池図女学院。
そんな学院の会議室、現場……いや、部室棟の片隅で日々事件は起こる。
あーかい部に所属するうら若き乙女の干物達は、今日も活動実績を作るべく、部室に集い小説投稿サイトという名の電子の海へ日常を垂れ流すのであった……。
『アウトオブあーかい部!』は、そんなあーかい部のみんなの活動記録外のお話……。
ここは県内でも有名な部活動強豪校、私立 池図女学院。
そんな学院の会議室、現場……いや、部室棟の片隅で日々事件は起こる。
あーかい部に所属するうら若き乙女の干物達は、今日も活動実績を作るべく、部室に集い小説投稿サイトという名の電子の海へ日常を垂れ流すのであった……。
『アウトオブあーかい部!』は、そんなあーかい部のみんなの活動記録外のお話……。
池図女学院部室棟、あーかい部部室。
ひいろ、あさぎ、きはだ、白ちゃんの4人がいつものパイプ椅子に座り机を囲むと、間もなくして教頭先生がやって来た。
「みんなお揃いの様ね♪」
「教頭先生?どうしたんですかその荷物……。」
教頭先生は抱えていた3つの大きな封筒に視線を落とした。
「これ?みんなへのクリスマスプレゼント♪」
「まだ夏休み前なんですけど
「うるさいぞあさぎ、おばさんがクリスマスと言ったらその日がクリスマスだ。」
「わぁ〜いメリークリスマス♪」
「順応早っ……。」
「これが世渡り、さ。白久擁護教諭ぅ……。」
「はい、じゃあみんな1個ずつね♪」
教頭先生はおっきな封筒をひいろ、あさぎ、きはだに一つずつ手渡した。
「あの〜、教頭先生?」
「どうしたの?」
「その、私は…………///」
「あら、白久先生は編入試験受けてないじゃない。」
「試験の結果かいっ!?」
3人は封筒の中に入っていた各々の点数に一喜一憂していた。
「……ま、『結果』って言っても3人はもうここの生徒だから不合格とかないんだけどね♪」
「あったら困るんですよ……。」
3人が受けていた編入試験は、本当の転入生が受けた試験と同じ問題であり、転入生の合否の参考にと白ちゃんを休日出勤させて開催したものであった。
「そうね、白久先生はもうみんなのこと大好きだものね♪」
「誰が!?///」
「あら違うの?わざわざ貴重な日曜を潰してまで試験官やってくれたのに。」
「部員全員参加してんのに、顧問が出ないわけにはいかないでしょう……。」
「フフ♪春休みのあなたに聞かせてあげたいわね?」
「なになにぃ?わたしたちと出会う前の白ちゃん?」
「やさぐれてた頃ですか?」
「おい。」
「それは今もだろう。」
「こら。」
いつの間にか3人の興味は試験の結果からこちらに移っていた。
「とにかくそれだけは勘弁で。」
白ちゃんは教頭先生に深々と頭を下げていた。
「そんなに知られるの嫌なんですか……?」
「うるっさいわね!?こちとらちょっと前に哺乳瓶エピソード暴露されて、ただでさえ参ってんのよ……!」
「必死すぎて草ァ!」
白ちゃんは最近、母親である雪と仲良くなったみどり先輩に赤ちゃん時代の哺乳瓶エピソードを知られて小っ恥ずかしい思いをしていた。
「あれからみどりさん、白ちゃんのことお母さんみたいな目で見てるときあるもんなぁ……。」
「わかるわぁ〜♪」
「は……?なんで教頭先生が
「多分あれでしょ?ちっちゃい頃の白久先生が哺乳瓶取られないように必死に小脇に抱えてカメラ睨みつけてる写真。」
「 」
白ちゃんは錆びたからくり人形のような軋んだ動きで、後ろにいる3人に振り向いた。
「誰…………?お漏らし、したの
「「「ないないないない!?」」」
「そうよ?みんなからはなにも聞いてないわよ。……もちろんみどりちゃんからもね。」
「じゃあなんで知っ…………、あんのクソ親
「だってあの写真、私が撮ったんだもの。」
「は?」
「そっか、雪さんと教頭先生って学生時代からの親友でしたもんね。」
「なら幼少期を知ってても自然だな。」
「そーゆーこと☆」
白ちゃんは膝から崩れ落ちた。
「終わりだぁ…………。」
「流石に同情〜。」
「……うっせ。」
あーかい部!(4)
白ちゃん:結果発表〜〜〜〜!!!
あさぎ:なんですか急に
白ちゃん:うるせえアンタらの恥ずかしい点数聞かせなさいッ!
ひいろ:荒れてるな
きはだ:生まれたときからの羞恥エピソード全部握られてたらヤケにもなっちゃうよねぇ
白ちゃん:きはだちゃん……!
きはだ:教頭せんせにとっては最高の玩具だねぇ
白ちゃん:ちくしょうめ
ひいろ:っていうか聞かされてないのか?定期テストの合計点とかは顧問にも知らされるはずだが
白ちゃん:学校の成績には残らないヤツだからね
きはだ:所詮は下っ端かぁ
白ちゃん:うるせえさっさと点数さらせ
きはだ:え〜
白ちゃん:なんでよこういうのはみんなでキャッキャするもんでしょう
ひいろ:すまない、その……
あさぎ:もうやりました
あさぎ:キャッキャ
白ちゃん:くそがぁぁぁああ!!
白ちゃん:で、どうだったの?
ひいろ:食い下がるなあ
あさぎ:しつこい人はモテませんよ?
きはだ:おおっと、まさかあさぎちゃんにこれを言わせるとは
あさぎ:きはだ?
白ちゃん:はーやーくー
ひいろ:しょうがないな……
ひいろ:ワタシの合計点はきはだより高かったぞ
きはだ:合計1番はきはだちゃんだよぉ〜
あさぎ:まさか単独1位に躍り出ようとは……
白ちゃん:嘘つき大会やめろぉ!
あさぎ:本当に『嘘つき大会』なんですかねえ?
白ちゃん:え……どういう
あさぎ:フッフッフ……ここからのトークをよぉ〜く見ていてくださいね?
きはだ:ちくせう、数学はひいろちゃんに負けた……!
ひいろ:今回の試験難しすぎだろう、あさぎが理科できはだに勝つなんて……
あさぎ:そういうひいろは英語きはだに勝ってたじゃん、まあ英語も1番は私なんだけど
きはだ:まったまたぁ〜、数学でひいろちゃんに勝っちゃってるじゃないのぉ。誰の入れ知恵だいあさぎちゃんよぉ?
あさぎ:誰でもないって……。きはだだって国語は2番目だったでしょ?
ひいろ:そうそう、まさかあさぎが文系科目でドベとるなんてな。解答欄でもずれてたのか?
あさぎ:ご想像にまかせるよ。
きはだ:でもまあ、総合ドベよりはマシだとだけ言っておくよぉ(自虐)
ひいろ:流石、1科目もトップに慣れてないきはだ様が言うことは説得力があるな
きはだ:嘘は良くないなぁひいろちゃん、きはだちゃん理科は1番だよぉ
あさぎ:あとは社会くらい?
ひいろ:だってよ社会ドベのきはだ、何か言うことあるか?
きはだ:おうおうなんだぁ!マグレで社会だけ1番取れてご満悦か、おぉん!?
白ちゃん:終わった?
あさぎ:はい。
ひいろ:まったく無茶振りしやがる
きはだ:打ち合わせなしでこれはつらいよぉ……
白ちゃん:素直に言えばいいのよ
あさぎ:では白ちゃん先生、誰が
ひいろ:何の科目で
きはだ:何位でしょ〜?
白ちゃん:知るか
あさぎ:そんなご無体な……ッ!?
白ちゃん:私はこーゆーの苦手なの!
ひいろ:苦手を克服するのが勉強だろう
白ちゃん:う
あさぎ:ですよね教育者
きはだ:答えてよぉ〜教育者〜
ひいろ:このままじゃ生徒に示しがつかないんじゃないか、教育者?
白ちゃん:あ〜もう!わかったわよ!紙にでも書いてくるからちょっと待ってなさい
白ちゃん:[画像を送信しました]
白ちゃん:どうだっ!
あさぎ:時間かかりすぎですおやすみなさい
きはだ:明日見るねぇ……zzZ
白ちゃん:ちょっと!?あってるかだけでも教えなさいよ〜!?
〜おまけ〜
白ちゃん:こうかしら
あさぎひいろきはだ
国語 1 3 2
数学 3 2 1
英語 1 2 3
社会 1 3 2
理科 3 1 2
合計 1 3 2
ひいろ:認めたくないが正解だ
白ちゃん:やったー♪
きはだ:お わ か り い た だ け た だ ろ う か ……?
あさぎ:お〜、私に負けた人がドベを煽ってる
きはだ:ちくしょうめぇ!!
ひいろ:解せぬ
白ちゃん:定期テストと見事に逆ね
ひいろ:悔しいがきはだには負けたよ
きはだ:僅差だったけどねぇ
きはだ:次は勝てるかわかんねぇ
あさぎ:私は私は?
ひいろ:何かの間違いだ
きはだ:致命的なバグを検出しました
あさぎ:酷ぉ……
ひいろ:5科目中3科目文系だったからな
きはだ:運のいいやつめ
白ちゃん:なるほど、あさぎちゃんが合格できた仕組みはこういうことなのね
あさぎ:周りが低い点取るほど私には有利みたいですね
白ちゃん:なんで?
あさぎ:どうせ文系科目はほぼ満点なので
ひいろ:解せぬ
きはだ:誰かこいつつまみ出せ
白ちゃん:2人はどのくらい点取れたの?
ひいろ:そろそろ寝る時間だな
きはだ:ねむねむ
あさぎ:だいたい私の半分くらいです
白ちゃん:うわぁ……
ひいろ:人の点数バラすなよ数学一桁
きはだ:理科一桁がなんか言ってら
あさぎ:これがこの世から諍いがなくならない理由かあ……
白ちゃん:やっぱり難しかったのね
きはだ:性格悪すぎぃ!
ひいろ:制限時間半分にしたの誰だよ……
あさぎ:さっさと終わってくれた方が良くない?
あさぎ:解ければ暇だし無理でも暇だし
白ちゃん:健全な学生だったら少しは抗うのよ
ひいろ:まあまあ白ちゃん、歩く不健全図書みたいなものだから
あさぎ:上手に自己紹介できたね
ひいろ:あさぎだろう
きはだ:ここがエロ本コーナーの擬人化かぁ
白ちゃん:嫌よこんなきっったねぇト○ストーリー
ひいろ:人の心とかないのか……!?
あさぎ:ゆー、あー……トォォォオオイ!!
きはだ:あさぎちゃん、一般人は日本語で観るんだよぉ……
あさぎ:〜♪[悲しいBGM]
ひいろ:くっそ、こんなのでwww
白ちゃん:深夜だから沸点下がりまくってるわね
きはだ:白ちゃん大爆笑?
白ちゃん:んなわけないでしょ
あさぎ: [悲しいBGM]
白ちゃん:殺す気かぁ!?
きはだ:嘘は良くないねぇ
白ちゃん:はいはい、笑ったからもう寝なさい




