神様だって燻らせたい
ここはどこだ。
雑踏としか言えない空間の中、俺は呆然とその場に立ち尽くしていた。
天満宮からぶらぶら歩いて二十分。雨が降ってきたので、曽根崎警察署の辺りで地下に潜り、そのまま人の流れに乗ること数分。縦横無尽に行き交う人の波に圧倒されて身動きができなくなってしまった。
背後には阪急百貨店。右手には御堂筋梅田駅。目の前には『天満宮刀剣展』のポスターが貼られた円柱がそびえ立っている。こうして柱の陰に身を隠しているおかげで前方からの突進はからくも防いでいるが、体格の良さが災いして、すぐ横をすり抜けていくやつらに何度も肩がぶつかってしまい、憎しみのこもった舌打ちをくらっている。
俺だっていい加減ここから動きたい。だが、下手に動き出すとすぐに正面衝突する気がする。都会の人間ってやつはとにかく足が速い。地元みたいにタラタラ歩いていたら、舌打ちだけでは済まなそうだ。
勘弁してくれよ。ただでさえヤニ切れで死にそうなんだ。こんなことなら、地下に潜る前に吸っておけばよかった。金が潤沢にあれば喫茶店でもパチンコ屋でも入れるんだろうが、あいにくズボンのポケットにはタバコとマッチと皺だらけの千円札しかない。
「ちょっと、おじさん。邪魔!」
背中に軽い衝撃。と、思えば瞼をギラギラに塗りたくった少女が横を通り過ぎ様に吐き捨てていった。
――いや、お前もスマホ見ながら歩くんじゃねぇよ。
喉元まで出かかった言葉を苦々しく飲み込む。テレビ通話とやらをしているらしい。鬼みたいに鋭く尖らせた爪が叩く画面には、しまりのない顔をした金髪の男が映っていた。
俺のくしゃくしゃの黒髪と違って、直毛で羨ましいことだ。目つきだって俺と比べりゃ断然にいい。
服装もそうだ。ざっと見渡してみても、俺みたいに白シャツとサスペンダーなんて時代遅れの格好をしているやつはいない。ズボンだって借り物だから丈が足りねぇしな。地元を出た時は服なんて何でもいいと思っていたが、だんだんとこの場から浮いている気がしてきた。
「なんか帰りたくなってきたな……。でも、道わかんねぇよ。タバコも吸ってねぇし。ここからどうすりゃいいんだ」
そうぼやいた時、すぐそばをすり抜けていこうとした若い男が首を傾げて立ち止まった。途端に後ろから来た通行人にぶつかりそうになり、謝罪しながら俺に近寄る。
営業マンだろうか。黒いビジネスリュックを背負い、紺色のスーツに身を包んでいる。令和の成人男性にしては小柄だ。部屋の鴨居に頭をぶつける俺と並ぶと、親子みたいに見えちまう。
「どうしました? 具合でも悪いんですか?」
タレ目の上を走る柳眉を下げ、男は心底心配そうに問いかけてきた。地元民……かどうかはわからないが、関西人特有の訛りだ。
今の世にもまだこんな親切なやつが生き残っていたのかと思いつつ、ここがどの辺りなのかもわからないこと、移動したくとも人にぶつかりそうで歩き出せないことを正直に話した。
「はは、インバウンドで人が増えましたからねぇ。ここは……ちょうど梅田の中心地ですよ。どの方向にも行けますけど、目的地はどこですか?」
「いや、どこに行けばいいのかもわかんなくてさ。とりあえずタバコ吸いてぇんだけど、金がなくて店には入れねぇんだ」
我ながら情けないセリフに、男は目を細めて笑った。
「じゃあ、とりあえず阪神に向かいましょうか。百貨店なら無料の喫煙所がありますよ」
なんだ、こいつ。神か?
心の中で感謝しつつ、男の後をついていく。さすが関西人。案内板なんて見なくても方向がわかるらしい。まるで泳ぐように、すいすいと人の間を抜けていく。四方八方から人が押し寄せてくるのに、何でぶつからないのか不思議だ。
逸れないように男のリュックだけを見続けて数分。相変わらず人が行き交う十字路を左に曲がり、なだらかな下り坂を下っていた男が不意に足を止めた。
ふと顔を上げると、そこは小さな円形広場になっていた。中心に立つ小さな女神像を囲むようにベンチが並び、どこに続いているとも知れない通路が放射状に伸びている。買い物エリアなのだろうか。真正面のビルの入り口には見慣れた百円ショップの看板が立てられていて、左手にはこれまた見慣れた薬局がひっそりと店を構えていた。
男が言うには、ここはディアモールという名の地下街で、まっすぐ進めば北新地方面に抜けるらしい。梅田の中心地から少し離れているからか、さっき立ち往生していたところと比べて人通りも少ない気がする。
「あのお菓子屋さんの横を抜けて中に入ってください。エスカレーターを下りると、阪神百貨店のバル地下に出ます。そのまま奥に進んでいくと、喫煙所がありますよ」
男が指差した先には、地元には絶対になさそうなお洒落な横文字の洋菓子屋と、『HANSHIN』と書かれた緑色のネオンが煌々と灯っていた。
「本当に助かったよ。あんた神様みたいなやつだな」
手放しで褒めると、男は頬を染めて頭を掻いた。
「やめてください。そんな大したことしていませんから。ちょうど、仕事を早退して暇だったんです」
「早退? もしかして具合でも悪いのかい?」
よく見ると、男の目の下にはクマが浮いていた。肌も少々青白い気がする。自分より遥かにでかい男が顔を覗き込むのが怖かったのか、男は俺から少し距離を取ると、穏やかに笑いながら首を横に振った。
「いえ、ちょっと寝不足が祟っているだけです。体はなんともないですよ」
「寝不足を甘くみちゃ駄目だぜ。悪かったな、そんな時に案内なんてさせちまって。俺はもう大丈夫だから、早く帰って休みな」
「……休めたらいいんですけどね」
さっきまで明るかった男の顔が翳った。同時に、男の周囲に嫌な気配が漂ったことに気づいた。集中していなければ気づかないほどの微弱な気配だ。
もっとよく観察しようと足を一歩踏み出す。その瞬間、俺たちがさっき歩いてきた方向から甲高い叫び声とざわめきが聞こえた。
「逃げろ! 通り魔だ!」
顔に恐怖を張り付かせた人間たちが群れを成したイナゴのように俺たちの横を通り過ぎていく。
咄嗟に男の体を抱えて人の波をやり過ごす。前方を見据えると、阪神電車に続く通路の上を女が一人ふらふらと歩いてくるのが見えた。
四十代ぐらいだろうか。肩までの黒髪を振り乱し、季節外れの赤いダウンコートに身を包んでいる。
額に張り付いた前髪の隙間から覗く目は明らかに焦点が合っていない。泣いているのか、しきりに鼻を啜る音が聞こえてくる。「どうして、どうしてよ……」と荒れた唇で何度も呟きながら、時折、甲高く叫んで両腕を振り回す様は悍ましいというよりも痛々しかった。
――その右手に、鈍く光る包丁さえ握っていなければ。
「ひっ……」
腕の中で男が引き攣った声を上げた。それもそうだろう。通り魔に会うなんて、人生のうちで一度あるかないかだ。少しずつ後退りしつつ、慎重に女を観察する。血の匂いはしない。幸いにも、まだ怪我人はいないようだ。
「あんた、走って逃げられるか?」
身を屈め、男の耳に囁く。震えながらも男は気丈に頷いた。
「上等だ。ここまで案内してくれてありがとうな」
男を腕から解放し、背中のリュックを軽く叩く。そのまま前に駆け出そうとしたところで、意図に気づいた男が俺のサスペンダーを引っ張った。
「駄目ですよ! あなたも逃げないと!」
男の声が円形広場にこだまする。どういう作りなのか、まるで劇場みたいにやたらと響く。
驚いたのも束の間。ぴたりと動きを止めた女がゆっくりと俺たちの姿を捕捉した。
そのまま一秒、二秒……。さっきまでの悲鳴が嘘のように、不気味なほどの沈黙が周囲を包む。息をすることすら憚られる空気の中、右手に包丁をぶら下げたままの女が、にいっと笑った。
「みぃつけた」
急に焦点を取り戻した女が一直線に男に向かってきた。おじさんだからだろうか。どうも俺は眼中にないみたいだ。
男はもう声も出ない様子でその場に凍りついている。しかし、俺が逃げる素振りを全く見せないことに気づき、「逃げてください!」と覚悟を決めた顔で女に向かっていこうとした。
だから神かよ。
男のリュックの取手を掴み、強引に背後に下がらせる。そのまま女に向かって足を踏み込み、振り下ろそうとした包丁目がけて蹴りを放った。
キン、と耳障りな音が響き、顔が映るほど磨き込まれた床の上を包丁が滑っていく。その機を逃さず、呆然と右手を見つめる女の腕を捉えて床に叩きつけた。
背中を打った衝撃で気を失ったらしい。女の頭ががくりと垂れる。周囲から一斉にシャッター音と野次馬どもの歓声が上がった。
「だ、大丈夫ですか! 怪我は!」
「ご覧の通り、してねぇよ。それより、さっさと逃げるぜ。後は警察がなんとかすんだろ」
「えっ、事情説明とかは……」
「悪ぃが、ヤニ切れなんだよ。また曽根崎に逆戻りさせられてたまるか。もう百貨店には入れねぇから、他の喫煙所を教えてくれ」
男に引っ張られて肩から落ちたサスペンダーを直し、女とは逆の方に歩き始める。男は戸惑いつつも、小走りで俺の後をついてきた。
もう危機は完全に去ったと判断したのだろう。スマホを構えた野次馬たちが床に倒れた女に近寄っていく。そのうちの一人のそばを通り過ぎた時、「あれ、画面が真っ黒になってる……」という呟きが聞こえた。
***
「あー……やっとタバコにありつけた……」
しみじみと呟きながら、煙を吐き出す。わかばの草っぽい香りが、こじんまりとした空間に広がってほっとする。
「めっちゃ実感こもってますね」
左手に火のついたタバコ、右手にスマホを持った男――春日藤人が目を細めて笑った。お互い自己紹介を終えたからか、少し言葉が砕けている。女に襲われた動揺からは立ち直ったようで、顔色も若干良くなっていた。
「連れて来てくれてありがとうな。こんなところに喫煙所あったんだな」
「奥にあるから結構穴場なんですよ。この先は行き止まりで、うどん屋さんがあるぐらいですし」
ここは北新地駅を越えたさらに奥。ドーチカという地下街にある小さな喫煙所だった。元は何かの店だったらしい。二、三人ぐらいしか入れないが、さっきの騒ぎのせいか俺たち以外に人はいなかった。
「体調はどうだい。寝不足なのに付き合わせて悪いな」
「いや、俺も吸いたい気分でしたし。それに不思議とマシになりました。さっきので眠気がぶっ飛んだんかもしれません」
春日は短くなったタバコを灰皿に捨てると、スマホをスーツのポケットに入れ、改めて頭を下げた。
「助けてくれて、ほんまにありがとうございました。縁さんがおらんかったら、俺、きっと死んでたと思います」
「昔取った杵柄だよ。あんたこそ、俺を庇おうとしてくれたじゃねぇか」
「勝手に体が動いただけで頭の中はパニックでしたよ。縁さんはずっと落ちついてはって、すごいですね。もしかして警察官やったんですか?」
「……まあ、罪人を裁いていたから似たようなもんかね」
へぇ、と春日が感心した目で俺を見る。たぶん刑務官か何かと勘違いしているんだろう。まあ、それならそれでいい。俺の素性なんて明かせるわけねぇんだから。
「それにしても、俺たちの写真が一枚もネットに上がってへんのは不思議ですね。上がっとったら逃げても警察に事情聞かれるやろうし、知り合いからじゃんじゃん連絡くるんちゃうかって覚悟しとったんですけど」
「神様を写真に納めるなんざ不敬極まりないからな。スマホが不具合起こしたんじゃねぇの」
円形広場で俺が言ったことを思い出したのか、春日が照れくさそうに笑った。
「やめてくださいって。俺は人間ですよ。……神様やったら、さっきの女の人やって俺を狙わんかったと思います」
視線を落とした春日が二本目のタバコに火をつける。早々に上がっていたネットのニュースによると、女は無事に警察に確保されたようだ。ホストに貢いでいたが、度重なるストーカー行為で店から出禁を食らったらしい。まあ今の時代じゃ、よくあることだろう。
とはいえ、襲われた側にとっちゃ災難以外の何者でもない。狙われた理由が、『好みのタイプだったから』というならなおさらだ。
春日はしばし黙って紫煙を燻らせていたが、やがて心の澱を吐き出すようにため息をつき、ぽつぽつと語り出した。
「……俺、ようわかれへんのですけど、昔からああやって妙な女の人に絡まれることが多くて。付き合うた子も、だんだん心の調子がおかしなって別れる羽目になるんですよ。だから、今回も引き寄せてしもうたんかなぁって。寝不足なんも、めっちゃ怖い女の人に追いかけられる夢を見るからなんです」
「夢?」
「そうです。呪いのビデオを見ると一週間後に死んでまう映画、知ってます? あれに出てくる幽霊みたいに、古井戸から濡れ髪の女の人が這い出てくるんですよ」
恐怖を思い出したのだろう。タバコを持つ指が震えている。良くなったはずの顔色も悪くなっていた。
「井戸ね……」
それで合点がいった。
短くなったタバコを吸い込み、灰皿に捨てる。
急に空気が変わったことに気づいたのだろう。訝しげに眉を寄せた春日が上目遣いに俺を見た。
「縁さん……?」
「あんたにゃ、礼をしなきゃなんねぇからな」
言うが早いか、春日の体が崩れ落ちた。頭を打たないように優しく抱き止め、壁を背に座らせる。数百年ぶりに力を使ったが、勘は鈍っていなかったようだ。
床に落ちたタバコを灰皿の中に押し込む。すると、そこから溢れ出るように喫煙室の中に不穏な気配が充満した。円形広場でも感じた気配だ。ただ、俺という敵の存在を認識しているのか、さっきよりも遥かに重く、ひりつくような怒りを孕んでいた。
「いい加減、出てきな。俺みたいなおじさんより、若い男のそばにいたい気持ちはわかるけどよ。そういうの、今の時代はセクハラって言うんだぜ」
俺の挑発に乗って、ゆらり、と闇が姿を現した。
頭部に鈍く光る二つの赤い目。その下に伸びる細長い体が、春日を締め上げるように巻き付いている。しゅうしゅうと唸っているのは威嚇のつもりだろうか。
――大方、先祖が蛇を殺したか井戸を埋めたってところだな。
襟元のボタンを開け、相手との距離を冷静に測る。やるなら一刀だ。長引かせれば春日に支障が出る。腰を落とした俺に攻撃の意志を感じ取ったらしい。口を最大まで開けた闇の蛇が、解き放たれた矢の如く向かってくる。
並の反射神経じゃ、とても避けられねぇだろう。
だが――。
「こちとら、八百年前から働いてんだよ!」
紫電一閃。俺の手刀によって、闇の蛇は断末魔を上げる間もなく霧散していった。
残ったのは天井の排煙口が唸る音だけ。タールのようにべっとりと纏わりつく気配を振り払うように右手を振り、ポケットに突っ込んでいたタバコとマッチを取り出す。
いつだって仕事を終えた後の一服はうまい。ふう、と天井に向けて煙を吐き出し、人心地つく。
ちらりと春日に視線を向けると、頬に赤みが戻り、口元は微かに緩んでいた。悪夢の元凶は取り除いたから、もう寝不足に悩まされることはないだろう。タチの悪い女に捕まることも。
「……もう少しだけ寝かしといてやるか」
今頃、天満宮の刀剣展で右往左往しているだろう宮司にゃ悪いが、仮にも付喪神としては恩人を放置しておくわけにもいかない。
俺の本名は縁切丸。打った刀鍛冶が変死した挙句に、数々の罪人の首を刎ねた曰くつきの妖刀だ。
名の通り人の縁を断ち切る力を持ち、俺に切られた縁は二度と結ばれることはない。おかげで持ち主が次々と代わり、各地を転々と渡り歩いた末に刀鍛冶の子孫が住む岐阜のど田舎の町で祀られることになった。
「なのに、こうして異郷の地で新たな縁に出会うのも因果なもんだよな……」
そう呟いた時、春日が大きく身じろぎした。タバコを灰皿に捨て、顔を覗き込むように身を屈める。
「よう、お目覚めかい? 気分はどうだ?」
戯けるように問うと、春日はぼんやりと俺を見上げ、最初に会った時と同じ笑みを浮かべた。
***
「ほんまに、すみません! 助けてもらった上に、寝不足で倒れたところを介抱してもらうなんて」
顔の前で両手を合わせた春日が深々と頭を下げる。それとなく全身を確認したが、蛇の影響は残っていないようだ。
それどころか、久しぶりにぐっすり眠れて気力が回復したらしく、最初に会った時よりも遥かにでかい声が出ていた。まあ、ズボンの尻が多少タバコの灰で汚れてはいるものの、仕事の結果としては上々だろう。
共に喫煙所を出て、北新地駅の方に向かって歩く。俺も春日も大阪天満宮が最寄り駅だったからだ。
「気にすんなよ。こっちは借りを返しただけだ。これで貸し借りなし。それでいいだろ?」
「でも、それじゃ俺の気持ちが……。俺にできること、何かありませんか」
やっぱり神じゃねぇのか。俺みたいな呪われた付喪神と違って性根が良すぎる。
その場に立ち止まり、ゆっくりと辺りを見渡す。夕刻を過ぎたドーチカ内は仕事を終えた人間たちで賑わっていた。
大口を開けて店で酒を飲み交わすやつ。スマホ片手に家路を急ぐやつ。みんな縁に繋がれたやつらだ。それを断ち切ってばかりの神生だったけど、たまにはサボったってバチは当たらねぇだろう。
「じゃあ、また一緒にタバコ吸おうぜ。次に会うまでに喫煙所を開拓しとくからさ。俺、しばらく大阪にいるんだ。あんたよりも詳しくなって驚かせてやるよ」
春日は一瞬目をぱちくりさせて、勢いよく頷いた。
――縁を断ち切りたくなけりゃ、切れねぇほど太くすればいい。
声を上げて笑いながら、同じく笑う春日から名刺を受け取った。
おじさんと若者のコンビが読みたい。
ということで、自分で書きました。
別作『神様だって癒されたい』に一文だけ出てきた、喫煙所を探しているらしき神は縁切丸です。なお、『神様だって溺れたい』でお狐様が言っていた「神様だって酒や煙草に溺れたい日がある」の、煙草に溺れている神も縁切丸です。長生きな上、祀られるまで各地を転々としていたので顔見知りは多かったりします(友達ではない)。
↓登場人物まとめ
縁切丸 800歳越え
ダウナー系神様。刀の付喪神。面倒なことが嫌い。常に喫煙所の心配をしている。人間世界にはそれほど興味はないが、タバコは好き。自分が縁切りの妖刀だということをずっと嫌だと思っている。
春日藤人 28歳
商社の営業マン。誠実さで仕事をとってくるタイプ。人当たりがいいので、よくタチの悪い女性を惹きつけてしまう。女系家族で肩身の狭い思いをして育った。タバコはストレス発散のために吸う。




