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ジュリアとガリオン(5)

本編『光と影ー織りなす夢の形』(完結済)のスピンオフ短編集となります。

本編ではあまり描かれていないジュリアの相棒ガリオンとの話になります。


ジュリアの幼少期からの訓練とガリオンとの関係を描いた事件簿

そして、BFFとなるイメルダとの馴れ初めなど、

本編では公開されていない話を特集しました。


ジュリアファンの皆さん、是非お楽しみください!!


ジュリアとガリオンは陸路で五稜郭前に輸送された。


現在進行形で進んでいるメイルとフィーメイルの激化した戦闘を目の当たりにして、

ジュリアはやっと戦闘へのイグニションがスパークしたのであった。

いつものように黒いバトルアーマーに身を包み、ガリオンを従えて前線に姿を現した。

彼女はシールドを背負い愛用の斬鉄剣としてのロングソードとボムアローという爆弾がアローの先端に付いた

いわば地雷矢のようなものを装備していた。


すると、

アンドロイドながらジュリアの尋常ではない存在感がわかるのか、フィーメイル達は静まり返った。

その静寂の中に、「ジュリア、待って!!」と叫ぶ声があったのだ。

振り返ってみると、なんとソフィアがバトルアーマーを着用しレーザーバズーカを抱え近づていきていたのだった。

「五稜郭に入る時あなたが簡単に入れるように私がゲートを壊すわ!逃げ出してきたアンドロイドは攻撃の意思がなければ私が拘束するけど、意思がある場合は私が破壊することにするわ。あなただけにこれを背負わせるわけにはいかないからね。」と言ってニコッと笑顔になった。


『なるほど、ソフィアは私の罪を一緒に背負ってくれるのね!」と心打たれた。

「わかったわ、ソフィア!ありがとう!」

「じゃ、早速行くわよ!」と言って、レーザーバズーカを固定しスナイパーのような姿勢で敵のゲートに

照準を合わせた。

ジュリアとガリオンはバトルモードとなり、ガリオンは新装備であるレーザーブレードを広げた。

ガリオンの視覚はジュリアのゴーグルに反映されている。


ソフィアのバズーカは命中しゲートが木っ端微塵に吹っ飛んで黒煙が上がった。

そしてガリオンの咆哮が轟いた。この咆哮は敵の通信をジャミングする効果もあるのだ。

「さあ、ガリオン!行ってきなさい!」と、ガリオンは放たれたのだった。

いきなり急襲モードになったガリオンはレーザーブレードが光り翼を広げたように見える姿が

堀の先に見えるゲート目掛けて橋を突進していった。


彼は、まず正門に陣取っていたメイルの5人をレーザーブレードとバトルファングで切り裂いている

凄まじい光景がジュリアに映し出された。

そしてクリアーしたのち、ジュリアは五稜郭内に侵入していった。

あと15人である。

後ろを見るとソフィアがレーザースナイパーライフルを背負い

愛用のクライングベイビーというハンドガン仕様のショットガンを持ち立っていた。

「ソフィア、じゃ、行ってくるわよ!よろしくね。」


ジュリアはガリオンと共にバリケードで覆われたメイルの本丸に向かって突進していった。

そしてガリオンの新装備レーザーブレードは簡単にそのバリケードを破り彼女の入口を作った。

ガリオンが突っ込んだ先ではそれを待ち受けていたメイル達5人がブラスターマシンガンで応戦している。

彼は難なくその5人も破壊した。


先を見ると、ホバージェットが5台こちらにレーザーキャノンを向けているのだ。

急遽、ジュリアはガリオンのイヤー部分に装備された全面シールドを稼働させた。

そして、スピーダー5台がレーザーガンを撃ちながらこちらに向けて突進してきたのだった。


『ガリオン!スピーダーをやってね!私はホバージェットをやるわ!』

シールドを張ったガリオンの後ろに隠れてジュリアは前方に移動していったのだった。


レーザーキャノンが発射されて、

衝撃はあるもののガリオンのシールドはそれでダメージを受けることはなかった。

スピーダーの攻撃範囲に入った頃、ガリオンは尻尾にあるブラスターガンで応戦している。

そしてまず1機が墜落した。それを処理しにガリオンが向かうと、その場に残ったジュリアは

例のボムアローを構えていたのだった。


そしてまず正面のホバージェット目掛けて矢を射り物凄い轟音と共に機体が崩れ炎上した。

すかさず、次の矢も構えものの10秒ぐらいで残り4台にも射ったのだった。

その一瞬の攻撃にメイル達は対処法が見つからずに間を突かれたように全てのホバージェットが炎上したのだった。


そして、ガリオンに賭されたスピーダーは踏み躙られボロボロに散乱しており、ライダーのアンドロイド達も横たわっていた。

しかし、それは4機で1機が離脱していたのがわかった。


その1機は、レーザースナイパーライフルでジュリアが捉えていたのだった。









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