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ジュリアとガリオン(10)

本編『光と影ー織りなす夢の形』(完結済)のスピンオフ短編集となります。

本編ではあまり描かれていないジュリアの相棒ガリオンとの話になります。


ジュリアの幼少期からの訓練とガリオンとの関係を描いた事件簿

そして、BFFとなるイメルダとの馴れ初めなど、

本編では公開されていない話を特集しました。


ジュリアファンの皆さん、是非お楽しみください!!


レイブンキングは人間ではなく、驚くことに人型ロボットだったのだ。

ただ、人型ロボットが意志を持って動くこと自体ありえないことなのだ。

あの様子からすると人間に遠隔操作されている気配はなかった。

一体どう言うことなのだろうか?


ジュリアも不思議に思った。

『奴はまるで人間のように判断し動いていたな・・・』と彼女なりに回想しその理由を分析しているようだが、結論は出てこない。

『まずは、レイブンキングの確保が最優先のため追いつくことが最優先だ。』

『このままだと、同じ速度のホバージェットでは取り逃してしまう・・・

子供の頃にやったように、ガリオンに一役かってもらおう!』という結論に達したのだった。


ジュリアはなんとガリオンにサドルを付けたのだった。

そして馬のように跨り砂漠を突進していった。

ホバージェットであれば砂漠ではせいぜい120キロが限界である。

かなりハードではあるがガリオンに乗れば地形に影響されず直線距離を150キロで疾走できるのである。まさにエンハンストであるからこそできる技なのだ。


そして、勇ましくガリオンに跨ったジュリアは遠方に奴のホバージェットを確認した。

ジュリアを乗せたガリオンはさらにスピードアップし、ホバージェットの上にダイブしたのだった。

頑丈なガリオンのボディで尾翼のファンが破壊され、またガリオンの重さでその場に叩きつけら停止した。


「レイブンキング、ここまでよ!出てきなさい!なもないと、さらに破壊するわよ!」

まさかのダイブに恐れ慄いた彼はジュリアのさらなる攻撃を恐れハッチを開けようとしたが、

潰れて開かない。

「出たいけど、ハッチが開かないんだ。」と叫んだ。

ジュリアはガリオンの手を借りて窓ガラスを打ち破ったのだった。

そしてロングソードを抜き、近づくとまずレイブンキングを捕縛した。


「俺の体はロボットなんだが、この器が壊されると行き場が無くなるんだ。

命だけは助けてくれ!あんたの言うことは聞くから!」と叫んでいる。

「お前、ロボットなのに何故意志があるんだ?」

「俺は、一種の機械に宿る知的生命体で、この世界ではロボットの体を借りているんだ。あんたらと一緒で実は未来から送られてきたんだよ。」

「にわかに信じられないな・・・」

「俺は未来社会からミッションでこの世界のウォッチングに来ているだけなんだ。

だから、ハッキングはするものの悪さはしていないだろ!?」


「なるほど、でも、お前を破壊するって言うのが私のミッションなんだ。」

「わかった。じゃ、これはどうだ? お前達の役に立とう。

時勢は違うが同じ国のために従事しているわけだから。」

「捕縛っていうのもありだから、じゃ、連れ帰って専門家のソフィアにお前のことを調べてもらうことにするよ。」


という成り行きで、彼を捕縛したまま湯沢に届け、ソフィアにことの始終を説明した。

そして、レイブンキングは正式に条件付きでソフィア傘下のハッキング担当となったのだった。


これは、ジュリアとガリオンの関係を語った物語の1つであるが、

2人は切っても切れない信頼関係と友情で結ばれているのであった。

ある意味ガリオンも一種の知的生命体と言っても良いのである。

そのことが彼女の頭をよぎりこのケースでは破壊ではなく捕縛を選んだのであった。

ジュリアの行くところにガリオンありである。


また、そのうち、ジュリアとガリオンの話をしていきたい思う。


また、

全く新しいストーリーのスタートです!

『ファンタジー』『ハイファンタジー』の『JOE TEMPEST』をチェックしてください!!


本編 光と陰ー織りなす夢の形 のスピンオフ集をお読み頂き有難う御座います!

本編をまだお読み頂いていない方、是非チェックしてみて下さいね!!


そして、なんと次回の投稿からは全く新しいお話が始まります!!

『ファンタジー』の『ハイファンタジー』に投稿です!

『JOE TEMPEST』を探してくださいね!!

お楽しみに!!

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