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05 ロマンスとは程遠く。

 06



 ケボの匂いというのは酸味があってどこかしら腐っていると表現したらよいのだろうか?

 蛆が這いずり、黄緑の何かを貪り腐った汁を撒き散らしているとでも言うのだろうか?


 女の髪は少し黄色い。いや、本来は真っ黒なのだろうがどこかしらに蛆のような虫が湧き髪を染めいるのだろうか。


 鼻をつんざくような匂いが部屋をゆっくりと侵蝕する。


 お世辞にも普通とは言い難い風貌だが、女は自信に満ち足りていた。


「お前の話を聞きたい」


 そう、告げたのは気を紛らわせたかっただろうか?


 食器が散乱している棚を背に私は軋む椅子に腰掛けた。窓側にかかっていた赤みがかった花は鼻を閉じるように萎れている。そういった具合に見て取れるのはこの光景を目にしているからだろうか?


「私は何物でもない」


 女の眼光は鋭くもあり遠くを見据えているようにも捉えられる。

 敷いてものをいうとしたら、諦めているということだろうか?


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