閑話14話 箱庭創造すすめ01
そういえば箱庭作りについてほとんど触れてなかった気がしたのでいろいろ考えてみた。
け、決してネタがなくなったわけではないのです。
「それじゃ、箱庭の管理についておさらいをしようか」
「はい、よろしくお願いします」
シェラザードが新しい眷属神に昇神してからしばらくして、箱庭の管理について質問があった。
簡単に言えば、なにをすればいいのかと言うことである。
基本、これまで手伝ってもらってきたことを自分の判断でやっていってもらうことになるんだけど、同時に増えた権限がある。
箱庭に干渉して事態を動かす権限である。
見習いたちでは干渉する権限そのものがなく、干渉する場合は眷属神以上の存在からの承認が必須であり、承認がなければ干渉はできなかったのだ。
しかし、眷属神以上であれば個人の判断で干渉できる権限が与えられる。
無論、干渉する前に創造神への報告は必要だけれど報告と相談すれば干渉してもいいのである。
だからといって好き勝手に干渉していいわけではない。
基本、僕たちは見守る側だ。
作った箱庭を動かすのはその箱庭に生きている子供たちの役目であって、僕たちは間違った方向に行かないようにちょっとだけ助言をしたり力を与えたりするだけなのだ。
なぜなら、僕たちの力は大きすぎるのでちょっとしたことでも箱庭の中の環境を大きく変化させてしまうからだ。
だからギリギリまで干渉することはないし、しても基本子供たちの手で解決するように導くだけにとどめている。
大規模な干渉を行うのはごくまれな事態が発生したときくらいなものである。
「まぁ、これは本当にまれな事態なのでこまめに状況を報告してくれたら問題はないよ」
「まれ、ですか?」
「あぁ。たとえば、箱庭が消滅してしまうような事態とかね」
「しょ、消滅することがあるんですか」
信じられないという顔をするシェラザード。
まぁ、普通はそんなことにはならないんだけどね。
「文明の水準がそれなりに高かったある箱庭で、昔実際にあったんだ」
技術の暴走により箱庭そのものが崩壊してしまい、なにも残らなかったことがある。
元々、箱庭群と言われる小規模の箱庭が複数集まって一つの箱庭を形成していた特殊な箱庭での出来事だ。
箱庭群と言われる箱庭の集合体は箱庭間を移動するいわゆる時空間の転移技術が発展することが多い。
そうして、箱庭間を移動することでいろいろな発展をするのだが、この転移技術は箱庭と箱庭の境界を越えるが故に箱庭にかかる負担が大きいのである。
それ故にちょっとしかことで箱庭そのものが崩壊してしまうことがあるのだ。
「場合によっては周りの箱庭を巻き込んで壊れることもある。さすがにここまでの被害を放置することはできないから、そういう場合に限り、大規模干渉を行うようになっている」
元となった箱庭が滅びるのは仕方ないとしても、関係のない箱庭まで崩壊するのはさすがに見過ごせない。
「そんなわけで、基本的にこれまでの管理と変わらないのだけれど、権限が増える分責任も重たくなるから干渉をするときは気をつけるように」
「わかりました」
まあ、この子は箱庭の中でも権力を持っていたから大丈夫だと思うけれど。
「じゃぁ、今日はここまで。次回は新しい箱庭を作る時の話をしようか」
「はい、ありがとうございました」
仕事の修羅場が佳境を迎えております。
コミケの締め切りもあり、また大変です。
更新が滞って申し訳ないです、
コミケ情報はそのうち配信します。
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