閑話11 神様たちの慰安旅行04
話がまとまらなくてちょっと飛びました。
ちょっと短いですが、野郎の話なんて誰も気にしないはず。
「アイシス、少し良いかい」
「ん? どうしたシィル。うちのやつらがなんかやらかしたのか?」
「いや、そっちは特に問題ないよ」
「?」
「ごめん、ちょっとこっちに来てくれるかな」
「・・・かまわんが」
僕の様子が変なことに気づき、首をかしげながらものアイシスは黙ってついてくる。
そんなアイシスをつれて僕は慎重に移動する。
彼もそんな僕の意図を汲んで気配を消してついてきてくれる。
人気ないの場所に来たところで今度は周りにばれないように軽く結界を張る。
「そこまでするほどのことなのか?」
「いや、別に一大事ってわけじゃない。個人的にはちょっと一大事だけど」
「ん?」
「あぁうん。ちょっと相談というか聞きたいことがあるというか」
「少し落ち着け。なんか知らんが困ってるのは間違いなんだろ。ちゃんと聞くかまずは落ち着け」
「そうだね、すまない」
どうやら相当焦っているように見えるらしい。
自分はちょっと混乱してるくらいの意識だったけど。
深呼吸をして気持ちを落ち着けると僕はさっきまでのことを話し始めた。
なにごとかと真剣に聞いてくれたけど、途中からアイシスの顔があきれたようになっていく。
「つまり、フィオナ様とルミナがジャンヌとのことをからかってきて、シェラザードもなにかとジャンヌを押しつけてくると?」
「ジャンヌはジャンヌでからかわれているのが恥ずかしいのか様子が変なんだ」
慰安旅行に出発する少し前くらいから様子が変だったのは承知していたのだけれど、始まってからはもっと様子が変になっている。
ジャンヌはいつも以上に距離が近い(というか、周りがなんか押し込んくる)せいか挙動不審だし、フィオナ様もルミナもやたらとジャンヌのことを聞いてくる。
シェラザードはジャンヌと僕の周りからそれとなくみんなを遠ざけているし。
半日もすると、周りも生暖かい目で見てくるので居心地が悪くてしょうがなかった。
(あ~、あいつらもしびれを切らしたのか)
「アイシス?」
「いや、こっちの話した」
なんか遠い目をしてアイシスがつぶやいてるけど、声が小さくて良く聞こえなかった。
「(俺なりに気をきかせてみるか)・・・ジャンヌの様子が変なのはもしかした体調がよくないのかもしれんな。眷属筆頭だからと気を遣って言い出せない可能性があるからおまえ、ちょっと休ませて様子を見てろよ。眷属たちはこっちで見ておくわ。フィオナ様もいるしなんとかなるだろう」
「確かに。それならルミナに・・・」
「いや、ルミナだと迷惑をかけていると気を遣うさ。主であるおまえが見るべきだ」
「そうかい?」
「そうそう(でなきゃ意味がないからな)」
アイシスの様子が少し変だけど、言っていることは間違ってない。
「わかった。すまないけど少し頼むよ」
「おうよ、まかしとけ(さて、今のうちにルミナたちに確認するか)」
うまくまとまるかかなり不安です。
少し早いですが、GWにあるコミック☆1でサークル参加します。
創世記のまとめ本を出したいと思います。
スケジュール次第ですが、知り合いに表紙を書いてもらえるかもしれません。
詳しくはまた情報が確定次第連絡したいと思います。




