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新米創造神の箱庭創世記  作者: 月城みなも
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閑話09 神様たちの慰安旅行02

思ったより大所帯のようです。

「シィル。うちから参加する眷属のリストが出来たぜ」

「あぁ、ありがとう。・・・君のところは今年も全員参加だね」

 慰安旅行にそなえて準備をしていると、親友のアイシスが名簿を持ってやってきた。

 アイシスのところと、ルミナのところとは毎年同じ時期に慰安旅行をしている。

 眷属の慰労する目的でやっている慰安旅行なのだけれど、逆に言えば僕たち創造神は眷属たちをもてなす側になる、

 このため、慰安旅行中は実際のところ接待と同じなのだ。

 眷属たちの以南旅行が終われば、交代で休ませてもらうけれど旅行中なにかと忙しくなる。

 そこでアイシスたちと協力して毎年いっしょにやっている。

 そうすることで、お互いの負担を減らそうというのである。

 また、眷属同士の交流にもなるのでおもしろい効果も出ている。

「俺のところもってことはルミナのところもか」

「うん、特に女神たちはそろってきてるね。なんても、今年は気になるファッションや美容関係で気になるものがあったらしい」

「・・・なるほど」

 遠い目をしながら答えるアイシス。

 うん、わかるよその気持ち。

 美容とか絡むと女神の子たちは人が変わるからね。

「てことは、ルミナも?」

「フィアナ様と何か話していたね。まぁ、やることが変わるわけじゃないから好きにしてくれていいんだけど」

「運営さえちゃんとやってくれたら好きにすればいいんだがな」

「うん、たまに暴走するからねぇ」

 女性は美容が絡むととてもやっかいだ。

 下手に口を挟むと烈火のごとく怒られたり、こんこんと必要性を説かれたりする。

 特に旅行中は宴会をしているので、大体お酒が入っていたりして絡まれることも多い。

 できるだけ関わらず、それでいてそれとなくアピールしているときはちゃんと褒めたりしないといけない。

「まぁ、眷属たちの慰安旅行なんだからそういう接待もお役目だよ」

「わかっちゃいるんだが、俺にそれを期待されてもなぁ」

「それは言わない約束だよ。そんなことを言ったら僕だってよくわからないさ」

「・・・おまえは素でなんとかするから怖いんだよ」

「?」

「なんでもねえよ。まぁ、なんかあったときは手を貸してくれ。そういう機微は俺にはわからん」

「わかる努力はしてほしいんだけどね。とりあえず了解。それより、そっちから持ってくるものとかつなげる箱庭の座標は大丈夫かい」

「おう、そっちはうちのに抜かりなくやらせている。そっちはどうだ?」

「フィオナ様に頼まれて箱庭を触ったからちょっと手間取ってる。いまは最終確認をしているところだ」

「フィオナ様は相変わらずだな」

「僕が眷属をしていた頃から変わっていらっしゃらないよ」

「それだけ気に入られていたんだろ。おまえが独立してから隠遁したと思ったらおまえの眷属やってるし」

「曰く、僕の下だとのんびり出来るだろうからと言っておられたよ」

「シィルのところは眷属も含めてのんびりだからな。おまえも眷属の世話を任せられるんだから楽でいいじゃねーか。こっちは自分である程度は見ないといけないから大変なんだぞ」

「その点は本当に感謝しているよ。おかげで頭が全く上がらないけど」

「それは昔から変わってないと思うがな」

 アイシスの言葉に僕は肩をすくめる。

 なにを言っても勝てないのはわかっているので軽く流しておく。

「とりあえず、交代の人員配置とかもう一度見直しておこうか」

「おう」

シィル様は普通に慰安旅行の準備をしています。

しかし女性陣は?

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