いきさつストリート#13
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勇悟「なあ和尚、地獄ってのはどんな所だい?」
日叡「地獄、ですか。仏教の概念ですと、私やあなたが生きているこの人間界も地獄のひとつなのですよ。共に騙し合い、裏切り合い、盗み合っていがみ合って生きている。助け合える者は数少なく、組織単位で奪い合うようにせねば生きられないのが人間界と呼ばれる地獄のひとつでも在ります。」
勇悟「人間の世界も地獄のひとつか。そうするとオレも和尚も地獄に生きてる亡者のひとりって事か。」
日叡「六道輪廻といいましてね。人間界の他に畜生道、修羅道、餓鬼道、地獄界、そして天上界と、魂はその6つの世界を流転している、と言われています。畜生道というのは人間以外の他の動物、理性などない本能のみで生きる獣の総称です。」
勇悟「人間だって極論言えば動物と同じだろ?動物が理性を持つと人間界みたいな場所で生きてる扱いになんのかな?」
日叡「それは分かりかねます。何分私も先人達の受け売りでしてね。言い伝えをそのまま話しているに過ぎません。修羅道というのは常に相手を絶命せしめんと互いが互いを牽制し合う片時も気の休まる事のない闘いや争いの世界です。」
勇悟「常にドンパチやってる国の兵士だとか住民だとかが修羅道に生きてんのか。戦争になると人間界も一変して修羅道に早変わりすんのかな?」
日叡「人間に限らず闘わねば生き延びられない世界に身を置いている者の総称なんでしょうね。昆虫で言うとカマキリやスズメバチなんかも畜生道でもあり修羅道でも生きている、という事ではないでしょうかね?それに斬った張ったの世界ばかりではなく、競争社会や人気争いなども修羅の道を生きる過酷な運命もその例にもれないようですね。」
勇悟「まあ、言われてみりゃそうだよな。舞台のポジション争いなんか熾烈を極めるよな。そうするとオリンピック何かも修羅道か。頂点に天辺に立ちたがる人の性なんだろうな。」
日叡「餓鬼道というのはあなたも地獄絵図を見た事ありませんか?ガリガリに痩せこけてお腹ばかりが異様に膨らんだ亡者の絵を。空腹に堪えかねて泥水を飲んだり食えもしない雑草を食べたり、消化できずに腹ばかりが膨れる。これも人間界や畜生道に限らず起こり得るようですよ。」
勇悟「よく生意気なこどもの事をクソ餓鬼とか言うけどな。こどもは常に腹を空かせているっていうイメージなのかね?こどもは何も教えねぇでほっといたりすると身近にあるちっちゃい物を飲み込んだりしようとするからな。オレもこどもの頃、五円玉飲もうとしたら親が慌食って吐き出させようとした事があるからな。注意されないと危険も何も考えねぇで行動しちまうんだろう。」
日叡「とある高名な高僧のありがたいお言葉なのですがね、餓鬼界というのは何も飢えと空腹のみならず、薬物中毒や虚栄心を満たす為の行動に走る者も同様に餓鬼道に生きる者である、というお話です。薬物中毒患者などは顕著でしょ?クスリを手に入れる為には手段など選ばない。最悪誰かを殺害して奪ってでもクスリを買うカネを工面しようとする。」
勇悟「恥ずかしい話、薬物じゃないけどオレも限定品のラジコンやドローンなんか欲しくて親の財布からくすねようとか思った事あったな。他の何か我慢してカネ貯めりゃ買えるんだろうが、限定品なんで時間がなくてな。禁断症状に陥ったヤツってのは見境がつかなくなるんだろうな。」
日叡「人は折り合いをつけて妥協せねば途端に道を踏みはずすものなのです。その欲といっても何故自分がそれを欲しているかをつぶさに観察すればその動機などは些細な事のほうが多いのですよ。そしてその多くは自己憐憫でしかないのです。人が何かを欲する時、それは本当に自分に必要なのか?自分以外の誰かに必要と思い込まされてはいないか?それを問えばおのずと答えは出ますでしょう。」
勇悟「7つの大罪みてぇだな。強欲の罪にとり憑かれると餓鬼道行きって事か?アルコール中毒なんかも預かり知らぬ間に餓鬼道にハマってんだろうな。オンナに大金をせっせと貢ぐ馬鹿も自分が餓鬼道に生きてる事に気づいてすら居ねえんだろうな。のめり込んじまうと周りが全然見えなくなっちまうんだろうな。」
日叡「地獄界というのは最も罪の重い者が最後に堕とされる救いのない世界です。灼熱地獄、俗に言われる灼熱の熔岩さながら血の池地獄や針の山、この世のありとあらゆる責め苦を受ける場所らしいです。しかも死ぬ事すらない。あまりの苦しみに絶命してもすぐに蘇させられ、それには終わりがない、とも。別名、無間地獄とも言われ、生前に軽々しく罪を犯させない脅迫目的で説かれた教えですね。悪い事をすると地獄に堕ちるぞ、と脅しをかけるのです。」
勇悟「そう、それなんだよ和尚。オレが聞きたかったのはそういう事。漠然と皆、無意識的に思ってるように見えるんだよ。前世で何か悪い事をしたから、今この世にいる自分は苦しんでいるのではないか?てな感じでたいした根拠もなく『前世』が出てくるんだ。逆に今この世で裕福な暮らしをしているヤツは前世で相当苦労したからこそ恵まれているのではないか?ここでもまた前世だ。お前等自分がこの世で人間やる前に何やってたのか覚えてんのか?ってツッ込みたくなるんだよな。」
日叡「そう、それが六道輪廻という考え方なのですよ。あなたも誰かから無条件に親切にされれば感謝して、余裕があれば他の誰かに親切にしますでしょ?逆に殴られれば相手を殴り返そうともしますでしょ?因果応報の積み重ね、集大成、それこそが輪廻転生に繋がる。」
勇悟「特に悪さも何もしてねえのに仲間外れにされたりイジメに遭ったりするヤツも居るだろうし、極論不自由な身体で生まれてくるのも全て前世だの因縁因果だののせいにされちゃあなあ。訳も分からず嫌な気分や思いにさせられちゃ、そりゃ地獄だわな。」
日叡「そう。人間界が地獄のひとつと数えられている所以もそこにあります。不条理が理として堂々とまかり通っている以上、この世とは貧富の差なく皆一様に地獄の亡者である事に何の変わりもないのですよ。」
勇悟「不条理がまかり通っている、か。実際にその通りだな。法律自体が不条理そのものの象徴みたいなモンだからな。にしても納得行かねぇ事ってのはどうにかなんねぇモンなのかな?」
日叡「最後に天上界、というのもありますでしょ?たとえば野に咲く美しい花はただそこに咲いているだけで人の心を和まします。たとえ誰かに摘まれようと踏まれようとも綺麗な花を咲かさずには居られないのです。雨があがった空には荘厳な虹が架かります。そういったものは、ただそこに在るだけで美しいものです。決して穢しようがありません。」
勇悟「だな。それは言えてる。でも虹、ってのは生き物なのか?単なる自然現象なんじゃねぇのか?」
日叡「何でも気の持ちよう、とは考えられませんか?例えば一切濁り無い清らかな水たまりには魚は住めません。清らかである、とは苔や藻、水草ですら発生せず、魚の餌となるものも存在できないからです。」
日叡「動物の死骸や糞、腐って腐臭を放つ果物などのおおよそ人の目には直視出来ぬような目を背けたくなる忌むべき汚物も、それらにたかるウジや蠅にとっては宝の山であり御馳走なのですよ。人の身にとっては鼻をつまんで顔を背けたくなるような地獄のような悪臭を放つ汚物でも、蠅にとっては真逆の楽園のようなお宝に早変わり。同じものでもそれを見る立場によっては天と地ほどの差が生じる。」
勇悟「ん~~、!!なんとなくピンと来たな。何でも気の持ちよう、ってか。現実を地獄と見なすのも極楽と錯覚するのも全部本人次第、って事か。じゃあさしずめオレは煉獄に生きてるような気分だな。人生楽ありゃ苦もあるんだろうよ。悲観的に生きようと前向きに何かにチャレンジしようと、どっちみち時間が過ぎてくんだったら形振り構わずたとえみっともなくとも足掻いて生きてりゃ予想もつかねぇ面白れぇモンに出くわす事だってあるんだろうさ。和尚、ありがとな。なんとなく蟠りのひとつが解消しそうだよ。」
日叡「おや?どうやら眼前の曇りが取れましたかな?良い表情になられたようですね。善哉、善哉。」
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毛糸「紅麗緒から聞いて来たんだけど、ここって占いもやってくれるんですか?」
黒瓜「はい、いらっしゃい。ええと、誰ですか?紅麗緒って?」
毛糸「ああ、知らないならいいや。ちょっと恋愛運を占って欲しいんですけど。」
黒瓜「はいはい。御安い御用です。まず貴女の名前と客観的に見た自分の性格、それと相手の知ってる限りの特徴なんかをざっとで構わないので教えて下さい。」
毛糸「まずはあたしの名前ね。あたしは詩英楠 毛糸。性格は友達思いね。好きな動物は猫より犬ね。大型のオーストラリアン・シェパードを飼ってて毎朝散歩させてるわ。趣味はスキーにスキューバダイビング。習い事はヴァイオリン。部活はテニスよ。」
毛糸「それで、相手なんだけど、実は名前も知らないのよ。その相手の特徴と言えばいつも六法全書みたいな分厚い難しそうな本を片手に持ってて、持ってる本人も気難しそうで俗な物には一切興味なさそうな雰囲気なのよ。」
黒瓜「(………何処のカネ持ちのお嬢だよ?)いやいやいや、随分とアクティブな娘だねキミ?身体を動かす事が好きなんだね。それじゃ他のオトコ共がほっとかないでしょ?恋愛運なんか占う必要なんてないんじゃないのかい?」
毛糸「言い寄ってくるオトコには全然興味わかないのよ。何人も告られたけど全部パスしといたわ。それでその彼なんだけど、どうも普通の人とは何か違うのよ。全然面識なんてないんだけど、こないだ友達と一緒に美術館に絵を見に行ったらその人がいて、何かどこかの教授みたいな人と話してるの立ち聞きしちゃってね。あたしには全然理解出来なかったけどなんとなくその人の事が気になっちゃって。」
黒瓜「ほほう、一目惚れというヤツですか?今時あるんですねそういうの。でも何の接点もないと恋愛には発展しないんじゃないのかい?」
毛糸「その人、見た感じは全然若いのに、その大学教授みたいな年輩の人に逆にいろいろ説明して教えていたみたいな感じだったのよ。それも適格に事細かに分かりやすく丁寧に。何でも楽曲がもたらす影響が人類の文明発展にどれ程貢献したか、だとか優れた芸術作品に触れた時に受ける感銘や感動の正体だとか、あたしは友達と遠巻きに聞いてただけでそれほど詳しくは聞けなかったんだけど、何故か不思議とその気難しそうな人に惹かれちゃってね。その教授も必死でメモ取ってたし何者なのこの人?って思ってね。」
黒瓜「活発的な貴女とはまるで正反対なんじゃないですか?人は自分が持ってない要素に強く惹かれる、とは良く聞きますけどね。」
毛糸「それでね、どういう訳だか言い寄ってくる他のオトコ共なんていくらイケメンでも顔も覚えていないのに、その気難しそうな人の顔だけはハッキリと鮮明に覚えてるのよ。気がつけばあたしその人の事ばっかり考えるようになっちゃってて。恋愛運、っていうか、何処に行けばまたその人に逢えるかな?なんて思っちゃったりしてね。」
黒瓜「はいはいはい。俗に言うひと目惚れ、ってヤツだねそれって。今時本当にあるんだねそういうのって。では占なってもらう内容は『何処へ行けばまた逢えるか?』って事でいいのかな?」
毛糸「まあ、そういう事になるわね。そうねよく考えたら恋愛運以前の問題よね。あたしってひと目惚れしてたんだ?全然気づかなかったわ。」
黒瓜「(コイツも大概だな。)分かりました。では今ざっと聞いた相手の特徴諸々をトレースして、しばしお待ちを。」
毛糸「(ドキドキ!わくわく!)」
黒瓜「………」
黒瓜「………………」
黒瓜「………………………」
黒瓜「………………………………」
毛糸「(怒)早く占いの結果を言いなさいよ!」
黒瓜「瞑想の邪魔すんじゃないの!ったくせっかちなんだから。はい、こんなん出ました!神社へ行けば逢える、と出ました。信じるか、信じないかは貴女次第!?」
毛糸「神社?神社っていうとここの近所だとあそこかしら?何だか胡散くさいわよね?ま、占いの結果にケチつける訳でもないけどね。」
黒瓜「充分ケチつけてますよ!何処の神社かまでは見えませんでしたけどね。はい、占い料は○○○○円ね。」
毛糸「えっ?その程度の占いでそんなに取るの?もしハズレたらSNSでインチキだ!って言いふらしてあげるからね。」
黒瓜「うわぁ、嫌な娘だこと。所詮占いなんて未来予知でも何でもないんだから当たればラッキー、ハズレて当然、と考えなきゃね!納得いかないんだったら最初から占なってもらわなきゃいいだけの話だし。」
毛糸「ふふっ。冗談よ。その人とは神社へ行けば逢えるのね?じゃあ、ありがとうございました。」
黒瓜「へえへえ、どういたしまして。毎度あり。」
______2週間後_______
敢渡「すみません。黒瓜さんは居ますか?」
無頼婆月「おや?敢渡くん。珍しいわね。亜鈴ならちょっと出掛けてるよ?しばらく待ってれば戻って来るだろうけどアイツに何か用でもあるのかい?」
敢渡「いえ、無頼婆さんでも構わないのですけど、実はここ最近、ストーカーのような女性に悩まされてましてですね、それでちょっと黒瓜さんに視てもらおうと。」
無頼婆月「なんだい、穏やかな話じゃあないねぇ?アタシで良ければ相談に乗ってあげるけどさ?どうする?亜鈴が戻って来るまで待つかい?」
敢渡「いえ、不在ならばこの際なので無頼婆さんにお願いします。出掛けてるなら仕方ありませんね。実は2週間ほど前に神社でひとり思案に耽っていた折りも折り、大きな犬を散歩させていたオンナの娘ふたりに不意に声をかけられましてね。その娘達とは全然面識などなかったのですが、声をかけて来た娘のほうは以前にヴァイオリンの演奏会場で見掛けた記憶があり、その時に会った先生達の内の誰かの娘さん程度にしか思ってませんでした。」
無頼婆月「ほう。アンタがヴァイオリン?人は見かけによらないねぇ。楽器なんか弾けるのかいアンタ?」
敢渡「僕はピアノを多少弾ける程度ですね。でも到底人に聴かせるレベルでもありません。で、神社で声をかけて来たその娘が時折、あのインチキくさい占いのおぢさんって本物だったんだ、とか言う話をちらほら会話に織りまぜていましてね。」
無頼婆月「あらあらあら、逆ナン、ってヤツかい?アンタも隅に置けないねぇ。」
敢渡「僕には女性にかまけて現を抜かしている余裕など無いのですよ。それ以来僕の行く先々でその娘が何故か偶然にも目の前に現れるようになりましてね。その娘いわく毎回偶然を装おってはいるのですが、どうにもそれが不自然でして。だいたい僕の行動をそんなに正確に把握している時点で実に怪しい。その情報源が何処なのかさっぱり掴めずにいて少々気味が悪くなって来ましてね。」
無頼婆月「やれやれ朴念仁だねこの御仁は。その娘はアンタに興味があるんだろうさ。振るなり付き合うなりアンタの好きにすりゃいいのさ。」
敢渡「いえ、そういう事ではなく僕が知りたいのは何故その娘が一切伝えていない僕のスケジュールをこうまで正確に把握し、しかも偶然を装おって僕の行く先々に現れるのか?その1点なのですよ。僕は占いなんていう非科学的なものなど信じません。しかし現実に彼女は知りよう筈もない僕の行動をどうやって分析し、僕の目の前に現れるのか?もしかして彼女は超能力者なのか?」
黒瓜「ただいま。オーナー、例の依頼の件、何とか収まりましたよ。あれ?敢渡くん、珍しいじゃないか?店に何か用かい?何か買いに来たのかい?」
無頼婆月「おかえり亜鈴ちゃん。ストーカーに悩まされてるんだってさ。アンタ何か心当たりないかい?」
敢渡「黒瓜さん。もしかして、ですけど、この店に占いを依頼された女性って過去半月の間に誰か居ませんでしたか?」
黒瓜「???………えっ?(ギクリ!)な、何の事だい?」
敢渡「その女性の名前は詩英楠 毛糸さんと名乗ってませんでしたか?」
黒瓜「あ、ああ!覚えているともさぁ!確かに何度か、ってか4~5回占いを依頼されたけど、そ、それがどうかしたのかい?」
敢渡「やっぱり!どうやって僕の行動パターンを把握してるんですか?あなたにも何も言っていない筈なのにどうして?」
黒瓜「!?あの娘のひと目惚れの相手、って君だったのか!た、確かに分厚い本持ってるね君?言われてみりゃ特徴もピッタリだし。いやほら、占い、なんて言っても未来予知でも何でもない訳だし、ほら、単なる偶然でしょ?偶然。」
敢渡「それにしては出来過ぎてますよね?まるで随時監視でもされてるみたいに彼女が僕の行く先々に現れる!この際ですから洗いざらい話してもらいましょうか?」
黒瓜「洗いざらい、て君ね。私は最初あの娘から恋愛運を視てもらうように依頼されたのだよ。しかし話を聞くとまだその相手とは出逢ってすら居ないらしいので居場所をサーチする占いに切り替えたのだ。あの娘から聞いた相手の特徴を元に最初の占いの結果が・・・まずは神社と出て、次に博物館、そして図書館、日叡氏の居る寺院、最後に波止場と出たのだ。」
敢渡「だ、誰にも僕の予定など伝えていない筈なのに全部的中してる!(ワナワナワナ!)そ、それを偶然のひと言で片付けようと?」
黒瓜「だ、だって君も言ってたじゃないか。占いなんていう非科学的なものなど一切信じない、って。だとしたら占なった結果が連続ヒットしたのもたまたまなんだろう?たまたま私が占なった場所にたまたま毎回君が訪れていた、ってだけの話じゃないか。たかが占いだし未来予知でも何でもない訳だからね?」
敢渡「し、しかし偶然もここまで重なるとあまりにも怪しいというか胡散くさいというか………」
その時、ばたん!と派手に店のドアを開ける音が聞こえた。
毛糸「先生~~~っ!またまた逢えちゃいましたぁ~~~っ!先生っ!SNSにここの占いは的中率100%って投稿してもいいですかっ???」
黒瓜「あっ!………」
敢渡「………き、君!?前に言ってたインチキくさい占いのおぢさん、ってま、まさかこの黒瓜さんの事なのかい???」
毛糸「い、今之江さん!?ど、どうしてこの店に!?」
黒瓜「お、おぢさんとは失敬だね君も。まぁ私も充分おぢさんだけどね。」
無頼婆月「あっははは。笑い話だねこりゃ!傑作だよ!亜鈴ちゃん。随分と占いの腕を上げたわねぇ。その調子で精進あるのみさね!」
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