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53 これまでの登場人物紹介 2

この登場人物紹介には、第2章のネタバレが含まれているのでご注意ください。

--------------------その他の人物


●グラスパリーン・ショートサイト


 アントレアの街にある下級職小学校の新米教師。

 分厚いメガネと綿菓子のようにふわふわの髪、仔鹿のようなあどけない顔と臆病な性格が特徴。


 第2章では、子供たちにせがまれて剣術大会に出場し、マナシールドを張る顧問役を受け持った。

 最初の『アントレア代表選抜』で優勝し、街を代表するチームになったものの、ダイヤモンドリッチネルが差し向けたゴロツキたちから子供たちを守り、練習中に重傷を負ってしまう。


 次の『ルタンベスタ代表選抜』の出場は絶望的となり、棄権するしかない状況にあったが、ゴルドウルフの治療によって回復。無事出場できることになる。


 『ルタンベスタ代表選抜』では、ゴルドウルフ不在時に究極のマナシールド『クリアスカイ』の才能に目覚めるが、ここではまだうまく使いこなせなかった。


 その後、師事するミッドナイトシャッフラーより与えられた昇進試験で、『蟻塚』の最下層を目指すことになる。

 ここでまたゴルドウルフと分かれることとなり、ピンチに際して彼女の教師魂に再び火がついた。


 襲ってきたドラゴンゾンビに対し、ずっと特訓してきた『クリアスカイ』を実戦投入。

 食らえばひとたまりもないアシッドブレスから、子供たちを守りきった。


 彼女は実にゆっくり、ゆっくりと、カタツムリが這うようなスピードではあるものの、少しずつ着実に、教師として成長していっている。



●シャルルンロット・ナイツ・オブ・ザ・ラウンドセブン


 グラスパリーンのクラスの生徒で、騎士の名門『ナイツ・オブ・ザ・ラウンドセブン』のお嬢様。


 第2章でグラスパリーンのクラスメイトたちが剣術大会に出場することになったのは、彼女の志願によるものである。

 自らチームを結成するだけであって、かなりの行動派。


 そして初志貫徹をモットーとしており、グラスパリーンの昇進試験の際には、ゴルドウルフがいくら説得しても同行することを譲らなかった。


 思い立ったら即行動のタイプで、口より先に手が出る。

 それが良い結果を招くこともあるが、窮地を招くことが大半。


 しかも相手が権力者だろうが不死王だろうがお構いなしに突っかかっていく。

 ゴルドウルフが『野良犬』とするなら、彼女は『狂犬』と呼ぶにふさわしい。


 以前は、何をしても決して謝らず、一度されたことは絶対に許さないタイプだったのだが、ゴルドウルフに諭されてその考えを改めた。

 今では喧嘩っ早さと懐の広さを併せ持つ、ガキ大将的な存在としてクラスのリーダーとなっている。


 騎士の名門の生まれだけあって、小学生ながらも剣の腕前はかなりのもの。

 剣術大会では高校生相手に勝利し、昇進試験ではマジック・スケルトンを倒した。


 グラスパリーンがカタツムリなら、彼女はツバメのごとき速さで急成長を遂げている。



●ミグレア・ダーティサッド


 魔導士の名門『ダーティサッド家』のひとり娘。

 親が営んでいる『大魔導女学園』のカリスマ師範として活躍していたが、大怪我をしてからは表舞台からは姿を消した。


 しかしながら第2章の剣術大会では、ゴルドウルフ不在によりまともにマナシールドを張れなくなったグラスパリーンを援護した。

 陰ながらゴルドウルフを支援し、罪滅ぼしを行っている。



●エル・ボンコス


 勇者に仕える一族、『ボンコス家』のひとり。

 ボンコス家は、勇者のために身を粉にして働くことを至上とする一族である。


 彼は第2章では『ゴージャスマート1号店』の店長であった。

 しかし剣術大会で敗れたダイヤモンドリッチネルが、店から商品を持ち出したことで、負債を押し付けられてしまう。


 その後、ライドボーイ・スピアの尖兵(ポイントマン)を務めたが、『蟻塚』で宝箱の罠にかかり焼死する。



●オル・ボンコス


 ライドボーイ・ジャベリンの尖兵(ポイントマン)

 『蟻塚』でジャベリンに『下の人』がいることを知ってしまい、ジャベリンに刺殺される。



●カル・ボンコス


 ライドボーイ・ランスの尖兵(ポイントマン)

 『蟻塚』で休憩室の罠にかかり焼死する。



●クル・ボンコス


 ライドボーイ・オクスタンの尖兵(ポイントマン)

 『蟻塚』でアーミーバットに襲われてショック死する。



--------------------勇者一族


●ゴッドスマイル・ゴージャスティス


 かつて魔王を退けた、偉大なる勇者。


 平和になった世界で『新勇者体系』を提唱。

 息のかかった勇者たちを要職に送り込み、じょじょにその力を拡大していった。


 この世界では知らない者がいないほどの有名な人物であり、ゴルドウルフの復讐の最終目標でもある。



●ダイヤモンドリッチネル・ゴージャスティス


 ゴッドスマイルの息子のひとり。

 クリムゾンティーガーと同じく『捨て犬』の任務を受けた勇者。


 ゴルドウルフを追放したことにより、一時は能天のうてん級勇者まで昇格。

 しかし剣術大会のコミッショナーをサボり、下級職小学校を優勝させるという失態を犯す。


 その失点により即日降格。

 次の大会で下級職小学校の優勝を阻止せよ、という勇者上層部からの命令を受け、ミッドナイトシャッフラーと組んで妨害にあたる。


 大会前にはグラスパリーンを襲い、大会中にはプリムラをさらう、などの工作を繰り広げたが、すべてゴルドウルフによって妨害され、結局任務は失敗に終わった。


 さらなる降格を覚悟した彼は、『ゴージャスマート1号店』の商品を持ち出そうとしたが、彼がかつてクビにした店長たちに襲われ、重傷を負う。

 その時に受けた拷問がトラウマとなって、精神に異常をきたした。



●ミッドナイトシャッフラー・ゴージャスティス


 ゴッドスマイルの息子のひとりで、現在は高名な導勇者(どうゆうしゃ)

 かつて『蟻塚』という地下迷宮(ダンジョン)を建築していたが、そこに携わる労働者を閉じ込めて廃人、さらにはゾンビにし、無償で働かせていた。


 私を滅して、勇者に奉ずる『滅私奉勇』を提唱。

 勇者以外の人間は、勇者のために働いてこそ幸せだと思っている。


 そのため勇者以外の人間は、彼にとって使い捨ての駒にしか過ぎない。

 労働者をゾンビにしたことですら罪の意識はなく、勇者のために不眠不休で働けて幸せだろうと思っている。


 『蟻塚』完成後は、ハーレム設立を目論む。

 その第一号として教え子のグラスパリーンに目をつけ、彼女を『蟻塚』の最下層へと導く。


 そこでゾンビたちの魂を生贄に、『昇魂の儀』を行う。

 不死王リッチを呼び出し、彼の力を使って、少女たちを幼い見た目のまま不死者にしようとした。


 しかし、ゴルドウルフによって阻止される。

 最大級の悪事を働いた罪として、死なない身体、死なない心、そして老婆のハーレムを与えられ、ホームレスのために永遠に働かされ続けることとなった。



--------------------勇者の階級


御神(ごしん)級(会長)

 ゴッドスマイル


準神(じゅんしん)級(社長)

 ディン・ディン・ディンギル

 ブタフトッタ

 ノーワンリヴズ・フォーエバー

 マリーブラッドHQ(ハーレークイーン)


熾天(してん)級(副社長)

 キティーガイサー


智天(ちてん)級(大国本部長)

座天(ざてん)級(大国副部長)

主天(しゅてん)級(小国部長)

力天(りきてん)級(小国副部長)

能天(のうてん)級(方面部長)

権天(けんてん)級(支部長)

 ゴルドウルフ


大天(だいてん)級(店長)

小天(しょうてん)級(役職なし)


堕天(だてん)

 ミッドナイトシャッフラー、ダイヤモンドリッチネル、クリムゾンティーガー

 ライドボーイ・ランス、ジャベリン、スピア、オクスタン


 名もなき戦勇者(せんゆうしゃ) 76名

 名もなき創勇者(そうゆうしゃ) 52名

 名もなき調勇者(ちょうゆうしゃ) 101名

 名もなき導勇者(どうゆうしゃ) 143名


次回からは新章、第3章のスタートです!

個人的に第2章はこってりしていたと思うので、次はあっさり目でいくかもしれません。

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― 新着の感想 ―
[気になる点] こうして改めて見ると、勇者に次いでボンコス家の方々も続々と亡くなっていますね・・・(汗) シュル・ボンコスさんも時間の問題でしょうか? [一言] >シャルルンロットはツバメのごとき早さ…
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