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恋愛論~もてる技術~  作者: 大平篤志
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もてる技術


 前回で恋愛の半分「自分の恋している相手に愛される」ことまでを説明したので、今回は「愛している相手が自分に恋をしている」とは何かを説明することから始める。


 「愛している」ということは以前説明したとおり「自分からの押し付けを相手が喜んでいる」状態である。


 「恋」は「自分の好きな人が何かをしている」状態なのだから、つなげてしまうと「自分が何かを押し付けている相手が自分のことを好きで、なおかつその押し付けを喜んでいる」という状態が「愛している相手が自分に恋している」という状態になる。


 この辺で今読んでいるあなたは「この人は訳の分からんことをかいて、読者を煙に巻いてごまかしてしまおうと思っているのではないか」と思っているかもしれません。

 しかし、決してそのようなことはありません。ここまでのことはよく分からなくてもいいです。

 ここから本題であり、このコラムの結論である「もてる技術」に入りますので、ここから先をしっかりマスターしてください。


 もてるということはつまり、恋愛の半分である「愛している相手が自分に恋している」状態を指す。


 だから「もてる」ためにとりあえず何かをしなければいけない。

 「恋」をするためには必ずその対象は何らかの行動をしていなければいけないので、「もてる」ためには行動は不可欠なのだ。

 その行動が「愛する」と同時であるために、他人に何かを押し付ける、さらにそれを他人が喜んでいるようにしなければならないとしたら、この中で何が一番難しいかというと「相手が喜ぶ」という部分に他ならない。

 それ以外の部分は主体は常に自分だが「喜ぶ」のだけは主体が相手だから「相手を喜ばせる」という部分が一番難しいのだ。


 何をしたら相手が喜ぶかというと、言葉にすると実は意外と簡単で、相手が大事に思っているものをくれてやればいいのだ。


 「お金」でも「時間」でも「才能」でも「家柄」でもなんでもいい。

 欲しがっているモノを与えることが「もてる」秘けつなのだ。

 だから、金持ちももてるし、偉い人ももてるし、高貴の人ももてるし、芸術家ももてる。


 分かりやすいものばかりを並べているけど、相手が欲しがっているものは人それぞれなので、勝手な解釈は禁物。


 「お金で買えないものはない」といった人もいましたが、しょせんお金で買える程度の下品なものしか持っていないし、欲しがっていないという考え方もできるし、さらにはこの人のそばにいるとお金で買われたようでいやだと思う人もいるでしょう。


 話がちとそれましたが、さらにこれらの相手が大事に思っているものを、自分はさほど大事に思ってなくて、結構気楽にばら撒いちゃたりしてることが好印象につながる。

 これは相手に「私の大事なものをこの人はたくさん持っている」と思わせるための当然のテクニックのひとつなのである。


 セコイ奴はもてないのだ。 


 でも「金も時間も才能も家柄」もその他、相手が喜びそうなものは何も持ち合わせてはいないという人もいるかもしれない。


 そういった場合は「もてたい」という気持ちを「真心」に変換して、相手が喜ぶことを考えてみるというやりかたと、相手が喜びそうなものを持つように努力するというやりかたと、持ってないものでも持っている振りをするというやりかたがある。


 べつに「もてる」ためには今なんにも持ってなくったっていいんだ。


 「もてる」は「持っている」じゃあなくて「将来持っているようになることが

できる」という意味なのだから。未来に可能性のある人は即ち「もてる」人になる可能性がある人でもある。


 少年も中年も壮年も老年も大志を抱いて(小志でもいいけど)「もてる」人間になろう!!



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