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テクノ・ライフ  作者: カリンカ
7/18

━フォレスト・ライフ━

「━ん、うぅ…」

少女は目を覚ますなり、辺りを見回す。

「ここは…?あたし、確か…森に遊びに来て、それで…」

ここまで呟いた所で、少女ははっとした表情を浮かべた。

「崖から…落ちたんだ。あの時、足元が突然崩れて…頭から…でも、なんでこんな所にいるんだろう?誰かが助けてくれたのかな?でも、誰だろう…とにかく、今はここを動かないほうがいいかな。あたしを助けてくれた人がまたここに戻ってくる筈だし、その時にお礼を言わなくちゃね」

少女は座り込んで、目を閉じた。


「あら、あれ何かしら?」

ブライトが遠くを指差した。何やら不思議な形の棒が落ちている。

「なんだ、これ?杖…みてーだけど」

「探してる子のものかしら?」

ギザギザした杖の先端は青い玉が埋め込まれた歯車のような形を、反対側はネジのようにキノコ型にふくらみ、十字の溝が彫られている。

「よく分からんが、その可能性はありそうだ。一応持っておくか」

ブラックは杖をブライトから受けとる。

その瞬間だった。

「うわっ!?」

地面から太いイバラが生え、一瞬でブラックの体を縛り上げた。

「ブラック!」

「ぐ…ブライト、逃げろ!」

「で、でも!」

「うるせぇ!どこから仕掛けてきてんのか分からねーんだから、とにかく離れろ!」

「…わかったわ」

そう言って走り出したブライトを、また太いイバラが捉える。

「きゃっ!」

ブライトはイバラに足を取られ転ぶ。

「ブライト!」

「痛ったぁ…な、何なのよ!?いったい!」

ブライトの声に反応するように、奥から一体のロボットが姿を現した。

「━侵入者は排除する!」

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